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1965年式
トヨタスポーツ800

管理人の愛車第一号1965年式トヨタスポーツ800 通称“ヨタハチ”です。
まずはヨタハチを知らない人のためによくある簡単な解説を…
トヨタスポーツ800とは1965年から69年の間に生産されたトヨタ初の本格スポーツカーです。
また、“スポーツカーをみんなのものに”をスローガンに作られた車でトヨタの800でヨタハチと呼ばれて当時から親しまれていました。
エンジンは排気量たったの798ccで当時の大衆車パブリカのものが流用されています。空冷水平対向式OHVで当時としてもあまり性能のいいエンジンではありませんでした。音も鋭い音ではなく、パタパタ…と特徴的なサウンドです
しかし、この車が約40年もたった今でも名車といわれているのには訳があります。
当時ヨタハチのライバルの車としてホンダのS600“エスロク”とS800“エスハチ”という車がありました
ホンダ・Sシリーズは当時ホンダがF1で培った技術をフルに活用し最先端のDOHCエンジンを搭載、超高出力・高回転で同じ800ccでもヨタハチが45psに対しエスハチはなんと70psを誇っていました
エンジンスペックから見ると断然エスハチの圧勝です(^^;
しかし、実際レースではヨタハチはホンダSをどんどん追い回し、勝利する事も珍しくありませんでした。
船橋サーキットで浮谷東次郎が駆るヨタハチが彼のライバルである生沢徹のホンダS600のスピンに巻き込まれ中破、ピットインし修理のため最下位になったあと怒涛の追い上げをみせ、とうとうトップを走っていた生沢を抜きブッチギリで優勝した話しはヨタハチ好きの間で伝説になっています。

なぜパワーで劣るヨタハチがホンダSシリーズに勝つことができたのか?それはこの愛くるしいボディーに秘密があります。
ヨタハチを設計した技術屋さんは戦争中戦闘機を設計していた方でした。そしてヨタハチはジェット戦闘機ロッキードP-30シューティングスターをモデルに作られているんです!!
まさに地上の戦闘機であるヨタハチの最大の武器は強い戦闘機の第一条件“軽さ”です。非力なエンジンで最高の性能を発揮するために重量は僅か580kgしかありませんでした
この軽さのお陰で燃費も異常によく、リッター31kmを誇っていました。また軽ければタイヤの消耗も遅くこれによってピットインの回数を減らすことができ、耐久レースではあのスカイラインに勝利してしまう事さえありました(^^;
戦闘機を参考にした部分は軽量化だけではなく、丸みを帯びたスタイリングにもあります。この丸く、なだらかな形状により空力的にとても優れているんです
まだ空気抵抗なんて概念がなかった時代にこれはとても凄い武器でした
また水平対向エンジンによる低重心そしてパブリカ譲りのワイドトレッドもコーナリング性能に大きく貢献しています
大パワーでとにかく速いが重くて曲がりにくいホンダS
パワーがないけどコーナーで速いヨタハチ
だったんですね(^^;
遊び心も満載であのポルシェよりも早くタルガトップを採用しちゃってます
時代を先取りした小型スポーツカーだったんですね
以上、解説でした。

で、家のヨタハチちゃんは65年のいわゆる初期型。買ったときからグリルが後期用なんですが管理人は後期型のフロントマスクがすきなんでこれでOKです(^^;
ゲートキーパーズっていうゲーム&アニメで見てずっと憧れてた車なんですよ
初めての愛車なんで初心者マークがチャームポイントですね


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