「なぁ、アッシュー」
「あんだよ」
ぐいぐいと俺の髪をひっぱるひよっこ。イテェよ。
「百合ってなぁに??」
首を傾げまるで子供のようにきいてくる。
「…花じゃないのか、百合は」
と言うかソレしか知らないのだが…。他にまだに百合なンぞ、あるのか?
「なんかね、ガイとジェイドがね、俺とアッシュみて『百合くせー』とかいってたからさ…何かなぁって…」
「…はぁ??意味判んねぇよ」
百合くさいとかどんなくささだよ。
判んねえって言いたくないが…まぁ正直判らねぇからな…。見栄を張る訳にはいかねぇし。
「アッシュも判ンねぇ?」
「…残念ながら」
俺の答えを聞くと、そぅかぁと小さくため息。
「……百合ってなンなンだろーな…」
「……さぁ」
なんとなく、『百合』の意味を知っちゃいけないような気がした。
ｱﾄｶﾞｷ。
百合なﾝだって、ｵﾏｴ等(笑)
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