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この説明は様々な方の目に付き、お読みいただけるよう、全文のコピー&ペーストによる転載をお願いします。
「『東京都青少年健全育成条例』改正問題」に関する説明



1:法案に示された範囲があまりに不明確である

判断基準が規制側の主観に沿う形になっており、ごく少数でも権力者が指摘すれば、あらゆるものを規制対象と成せます

※つまり・・・
口づけなどであっても「性的」と捉える「権力のある個人」がいた場合に、その作品を規制対象としてしまえます
また暴力表現も規制対象にしていますが、この中に「格闘シーン」も含めることは可能です

「捉えようによって、ほぼ全てのものを該当出来る」というのは明らかに異常な上、「権力者の著書」は該当しないことにも出来ますし、現にそうしています
つまり一部の権力者にのみ有益な形式を取れるという、非常識な法案であり、また法案が通った場合、今後理不尽な法案を認める「前例」が出来てしまいます



2:主観による一方的な定義付け
今回の法案は「性的・暴力的・残虐的表現が犯罪を増加させる」という考えをアピールしていますが、一切の根拠はありません
規制するものが統計学的にも犯罪数と関与すると認められたならば、その必要性はありますが、今回の場合は

「自分たちの意見は正しい物であり、そこに説明や調査データを示す必要もない。規制は当たり前」

という賛成派の発言がある程の状態です。
もしこの法案が通った場合、「少数派であっても権力者の主観的正義に沿う法案が作れる」という前例を生み出せます。

またデータの上で言えば寧ろ「表現と犯罪数」は逆の関係にあり、ハーバード大学では「暴力的ゲームは子供への悪影響がない」という調査結果を過去に出しています。



3:あまりにも短期的な処理

今回の法案が出来てから審議・可決までの予定期間はあまりにも短いものでした
幸い反対派の行動が早かったものの、周知される前に規制法案が通るという危険性がありました
「周知される前に制定出来る」という前例も、生み出してはならないものです



4:少数の権威・権力者を優先している

mixiなどのSNSのニュースには、それに関した日記を書いた人へのリンクが貼られます
この法案に関する記事が出た際、私がみた限り、一部賛成派はいるものの、その殆どは今回の法案の異常性を訴えるものでした
少なくとも2千人を超える意見のサンプルがある以上、その関連日記における比率は、統計上軽視出来ないものです
しかし公的発言権を持つ人々の意見が「議会においては多数である」ということで優先されており、それはつまり

「権威・権力者は一般国民よりも優れている」

という差別思想を表しているとも言えるでしょう



5:特定の趣味の保有者、或いは精神的疾患の保有者に対する差別意識

都議会の発言などからの問題点です

例:大葉ナナコ氏の発言の一部
「性同一性障害と同じく持って生まれた嗜好だという事で、子供に対する性暴力漫画を好む人達を放免とするのであれば、彼らは認知障害を起こしているという見方を主流化する必要があるのではないか。」
「彼らに認知障害があり、暴力的だという事が分かっていれば、証拠が無いのに法規制出来るのかという主張を論破出来る。そうした対策を考えていきたい。」


「俗にオタクと呼ばれる人たち」が皆同様に悪質であるとする差別意識、また、真に精神的疾患に悩まれている方の心を更に傷付けるような扱い
どちらも「世間一般に認められた権威者」だからと言って、迫害や差別、或いはその意識を持って行動を起こしてよいというものではありません



6:推進派による正当化

まず今回の法案の必要性などを、児童ポルノ問題と混同して正当性を主張している風潮があります
また規制方法においても、一応ゾーニングという「区分け」だとして正当性を主張していますが、規制方法に関しても明文化していません
それどころか全体的に一貫性がなく、あやふやな発言が目立つばかりです



可能な限り客観的箇所のみをあげたつもりですが、もしそうでない部分を感じられたときにはご容赦ください
そして!!!
その他にも様々な問題発言や内容、卑怯とも言える方法があります
ですが、それを書くと莫大かつ収集がつかないと感じ得る程の「悪い状態」なのです
そのため、もしより詳しいことを知りたいという方は、下記HPをご覧下さい
東京都青少年健全育成条例改正問題のまとめサイト (PC)





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