「え?何勝手にひとん家あがりこんでんのお前ら」
「お〜、お帰り銀時」
「金時、久しぶりじゃのー!」
「全く、相変わらずフラフラとしているなお前は」
「おせーんだよ」
「ただいま…って、俺の質問に答えろ質問に」
「最初は表でお前を待っていたのたが、寒くてな。鍵は無理矢理こじ開けさせてもらったぞ」
「オイィィ!何してくれてんだテメーはァァア!!」
「まぁまぁ、それ位見逃してあげなよ」
「見逃せるかァア!またババアにどやされんだろーが!」
「玄関ならわしが後で大工を送るき、落ち着くぜよ」
「そうぜよー」
「そうだぞ、銀時。ちゃんとカルシウムをとってるのか?」
「テメーが言うな!まぁ、そういうことなら水に流すわ」
「じゃあ銀時も帰ってきたことだし、鍋始めようよー」
「馬鹿かお前、鍋も何もないのにできるかよ」
「何?鍋すんの?そして居たのか高杉」
「銀時テメ…「そうだよ。私が企画したクリスマス鍋パーティー!」
「オイ、お前ら…「そこでだ銀時。この家には土鍋とカセットコンロはあるのか?俺たちだけであらかた探してはみたのだが見つからないんだ」
「オイオイ、マジかよ。うちには土鍋もカセットコンロもねーぞ」
「あるのはジャンプぐらいじゃの」
「あるのはデスクの引き出しの奥のエロ本ぐらいじゃー」
「おまっ、あれ見たのか?」
「銀時昔に比べてマニアックになったね。あんなすごい…「それ以上言わないでェェエ!」
「それにしても困ったな。一番必要なものがないとは…」
「せっかく買った牛肉も無駄になるのー」
「えー、そんなぁ」
「牛肉食えたの?チクショオオオ、年末セールのときに買ってりゃ…」
「オイ!」
「ん?晋助どうしたの?」
「銀時が持ってないだろうことは予想してたからな…これを見ろ!」
「たっ…高杉さまァァア!」
「おぉ!土鍋とカセットコンロ!」
「晋助、偉いっ!」
「さすが高杉じゃ!」
「ふふん」
「じゃあ、鍋の用意しようよ!」
「皆、持ち寄った材料を出してくれ。俺は野菜だ」
「言われた通りちゃんと持ってきたぜよ」
「でかっ!」
「すげェェエ!私こんな肉の塊みんの初めて!」
「アッハッハッ、そうかそうか〜」
「高杉は持ってきたか?」
「あぁ」
「おまっ、これ『鬼嫁』じゃねーか!」
「すげェェエ!どうやってこれだけ持ってきたの!」
「こら、騒いでないでお前もだせ」
「はいはい。じゃじゃーん、特大ケーキ!」
「糖分んんん!!でかしたァァア!」
「みてよ、真ん中にみんなの顔チョコで描いたんだぜ〜」
「うまくかけとるのー」
「なんか俺の顔おかしくねーか?」
「ぎゃはは、コレ鼻血でてんじゃねーの!」
「ごめん、手が滑っちゃって」
「あきらかに故意だろ!鼻血の線が綺麗すぎんだよ!」
「ごめんごめん」
「でもかえって二枚目になったんじゃね?」
「にやけてんじゃねーぞテメーら!」
「喧嘩はそこまで、鍋の用意ができたぞ」
「うひょー、なべなべ!」
「オイ、箸は?」
「ここにあるきに、取りにくるぜよ」
「湯のみはちゃんとそっちにまわったか?」
「あるぞ」
「よし、みんな用意できたなー」
「えー、それではァー。キリストのおっさんの誕生と私たち五人の絆を祝して…」
「「「「「乾杯!」」」」」
20071226 1日遅れのメリークリスマース
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