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いちごドーナツなコラボ

いつもお世話になっている「すいか記念日」の和さんより、ミ○ドのいちごドーナツのイラストを元にSSを頂戴致しました〜ぜひご覧あれv

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「ね、おいしいでしょ!?朽木さん、恋次くん!」
「む…ああ、確かにな。」

同意を求める井上に、ルキアが引きつった笑顔で頷く。

そう、確かにうまかった。
5個目までは。






《ストロベリー・フェスティバル》






「朽木さん、恋次くん、一緒にミ○ドに行こうよ!」

そんな井上の誘いに乗って、俺とルキアは今「未酢土」とやらへ来ている。
井上の隣には当然のように一護。
少し離れたテーブルに俺とルキアが座ったのは、「俺と井上のデートを邪魔するな」と一護があからさまなガンを飛ばしてきたからだ。

「只今、ミ○ドは春のストロベリーフェス開催中なのです!待っててね、私がお薦めドーナツを適当に買ってくるから!」

そう言って席を立つ井上を見送って15分。
俺達の目の前には、山盛りの「どーなつ」がドンと置かれた。

「へぇ…これが『どーなつ』か。」
「うん!!期間限定、イチゴシリーズですぞ!」
「ほう…可愛らしい見た目だな。…む、味も美味いぞ、井上。」
「でしょ!?でしょ!?」

嬉しそうに頷く井上のテーブルにも、やはり山盛りの『どーなつ』が置かれていて。
もふもふと桃色のそれを幸せそうに頬張る井上を、一護がユルユルに緩みきった顔で眺めている。

…しかし。

「…ルキア、もう食わねえのか?」
「む…恋次こそ…。」

『どーなつ』はどれも甘い味で、しかも腹にたまる。
次第に『どーなつ』に手が出なくなる俺とルキア。
いや、確かに俺も甘党だけど、さすがにこの量はキツい…。

しかし、俺とルキアが2人で苦戦する量の『どーなつ』を、井上は1人でパクパクと食べすすめていく。
よく見りゃ、一護は飲み物を飲んでいるだけで、『どーなつ』には一切触れていないのだ。

「えへへ…『イチゴ』大好き。こんなにいっぱいの『イチゴ』に囲まれて、幸せだなぁ。」

イチゴの形の『どーなつ』を頬張りながらそう言う井上の頬が、ぽっと赤く染まる。
…ああ、今の台詞、『イチゴ』の中に若干1名、オレンジのヤツも含まれてんだな。

「…あ、井上。」
「むぐ…なぁに?」
「口の端っこ、クリームがついてるぜ。」
「ふぇ?」
「ったく、しょうがねぇな。」

一護はそう言うと、井上の口の端のクリームを指で拭い、そのまま自分の口へ持っていく。

「…甘。俺はこのクリームだけで十分だな。」
「えへへ。ありがとう、黒崎くん。」

そんな、周りの視線を全く気にしない井上と一護のやり取りを、甘ったるい『どーなつ』をくわえながら眺めて。

「ああ、井上。今度は髪にドーナツのチョコが…。」
「ほぇ?」

視線を下ろせば、イチゴ味の『どーなつ』。
視線を上げれば、いちゃつくイチゴと井上。

俺とルキアは顔を見合わせ、ひっそりと溜め息をついた。

「…胸焼けがするな、恋次。」
「…ああ、どこを見てもクソ甘いな…。」





おしまい♪

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和さん、甘い甘いWデート(一方げんなりですが)なお話ありがとうございました<(_ _*)>

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