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コナンパロな一織コラボ

「すいか記念日」の和さんに先日お贈りした挿し絵のお礼にと、こちらで掲載しているコナンパロな一織の漫画を元にした素敵なお話を戴きました!皆さまにもカラー版1P漫画と併せて楽しんで貰えたら幸いですv

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あのね、黒崎くんってね、ぶっきらぼうなんだけど、優しくて、強くて、真っ直ぐで…本当にカッコ良くて素敵な人なんだよ。」
「…ふ、ふぅん…。」

…結局、今日も元に戻る方法は見つからないまま。
俺と井上は手を繋ぎながら、夕暮れの道を歩く。
残念ながら、恋人同士じゃなく、ガキとその保護者として…。

「そう言えば、綺麗なオレンジ色の髪の毛は、キミとお揃いなんだよ?」

井上は俺がその「黒崎くん」だなんてことに未だ気付かず、嬉しそうに俺のことを話している。

いや、正直気付かれるとちょっと困ることもあったりして…一緒に寝たり、風呂に入ったりしちまったし…。

や、やべぇ、また思い出しちまった…なんてそっぽを向いて一人赤くなる俺。

「あたし、黒崎くんが」

けれど、綺麗で迷いのない声に名前を呼ばれた俺が隣を見上げれば、井上は澄んだ瞳で真っ直ぐ前を見つめていて。

…そして。

「だーいすき!!」


え…?


井上が…俺を…好き…?

マジで…!?



俺が動揺しながら真っ赤な顔で井上を見上げれば、井上は恥ずかしそうに笑って人差し指を唇に当てた。

「あ、黒崎くんにはナイショだよ?」
「う…うん…。」


そう小さく頷きながら、俺の中にじわじわと生まれる嬉しさと恥ずかしさと…そして悔しさ。

…畜生、何で今の俺はこんなチビッコなんだよ。

ああ、絶対に絶対に、元の姿に戻る方法を見つけてやる。
そして、高校生の俺に戻れたら、いちばんにオマエのところに行って、ちゃんと告白するから。

…だから、もう少しだけ待っててくれよ…そんな思いを込めて。

俺は繋いだ井上の手を、きゅっと握った…。



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和さま、甘酸っぱくて可愛いお話をありがとうございましたv

今後も和さまの元で生まれてくるだろう素敵なお話たちを楽しみにしています(*^▽^*)

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