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「ねぇ、知ってる?」
「禁断の果実でしょ?」
「そう 食べちゃったらしいよ」
「あの子達が?」
「ヤハ様はお怒りの御様子」
「大丈夫なの?」
「恐らく」
「そう・・・」
言葉を交わす小さな生物達
「恐らく」という言葉には、
何処か悲しげな雰囲気が漂っている。
大丈夫ではないという意味が込められていたのだろう。
それが分かった片方は、力なく頷いた
「でもどうして」
「誘惑したモノが居るって」
「それは?」
「捕まった」
「刑は」
「足切りの王が」
「二人にも?」
「未だ分からない」
足切りの王。
それは名通りの王であった。
彼らを促したモノは足を切られ
死ぬまでのた打ち回るだろう。
だが問題は
それが不死のモノだと云う事。
死ぬ事など無い、永遠のイノチ。
「可哀想に」
「憐れんではダメ」
「そうだけれど」
「彼らを見守ってあげて」
「そうするわ」

「いよいよ・・・始まるよ」







苦しみの先には.


あきゅろす。
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