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ぬめった手のひらで尻尾を掴まれた。そして、そのぬるついた液体を刷り込むように、上下に手を動かす。毛が逆立ち、くすぐったいような快感には届かないような、焦れた感覚に瞼を閉じた。
「…ぁ、うっ…」
尻尾の先端から根元まで撫でられて、吐息が漏れる。生ぬるい液体が尻尾の毛を濡らしていく動作が、妙に丁寧で心地よい。暖かいものに包まれているようで、それが妙な安心感を生んだ。
「んっ…」
尻尾がぬめって、手の間を滑り抜ける。びしゃりと音をたてて、床に落ちた。
「ぐちゃぐちゃですねぇ」
うつ伏せに腰を上げているため、その「ぐちゃぐちゃ」な光景は俺からは見る事が出来ない。ただ、ぬるぬるした液体を散々塗りつけられた不快感はある。
「じゃあ、いきますよ」
なにをいくんだろう。蕩けた頭でぼんやりと考えていたら、床に落ちていた尻尾を手に取られる。そして、先端部分を握って、俺の後ろに添えた。
こいつ、まさか。一瞬意識が鮮明になる。
「…う、ぐ、ぅあっ!!」
アナルに太いものがあてがわれ、力ずくで体内へめり込んできた。尻尾の先端が圧迫される。それで、何を入れられているか理解してしまった。最悪だ。
既に入り口は解されているしぬるついた液体に覆われた俺の尻尾は、段々と体内へと納められていく。
「うああ、ああッ!や、だ!やだっ!抜け、ぬけよっ!」
内壁を擦り、ずるずると内部へと入っていく。
長めに出来ている尻尾は、今まで触れられたことの無いような場所まで侵入してくる。
「や、ふか、いっ…!」
ただ壁を擦るだけである尻尾の刺激では、特別な快感を得るような事は無いが、そんな場所にありえない物を無理矢理挿入されているというこの境遇に、妙な陶酔感を感じる。
触れられてもいない俺のペニスから、またぽたぽたと雫が垂れてきた。さっきまであいつに散々苛められていたくせに、元気なものだ。
内部から感じる圧迫感に、息が詰まる。
「これ、自分で動かせます?」
尻尾を飲み込んだ穴の周りを指先で擽られる。
自分で動かせるって、どういうことだ。入っている尻尾も、アナルも、きつくて仕方が無い。自分では息をするので精一杯だ。
「僕は手を出しませんので、ご自分で引き抜いてみてくださいよ」
「あ…うっ……」
冗談じゃない。そんなの、無理に決まっている。
しかし、あいつは完全に傍観を決め込んだかのように、俺から手を離して一歩下がった。
きつくて、息苦しい。早く解放されたい。
「う、うー…!」
歯を食いしばりながら、なんとか力を込めて尻尾を引き抜こうとする。しかし、尾っぽに意識を集中させると自然とアナルにも力が入ってしまう。
「ふ、あ、はぁ、ぁっ…」
息を吐いて、深呼吸をして身体の力を抜こうとした。だけど、体内に食い込んだ太くて長い異物のおかげで上手く呼吸を整えるのも難しい。
「はぁ、はぁッ…くぅぅっ…」
尻尾の根元に集中して、抜こうとしたらまた後ろの穴にも力がこもってしまい、中に入った尻尾をまた鮮明に感じてしまう。この繰り返しだ。










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