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後ろから身体の内部をかき混ぜられて、異物感に身を捩る。しかし、一度そこから受けた快感を覚えている身体は、浅ましくも欲望を露にしてしまう。
「…くっ…あうっ」
内壁を擦られると、自然と腰が上がっていく。まるで、差し入れられた指をより深く飲み込もうとしているかのように見える。
俺の後ろで指を突っ込んでいる男も、同じ事を思ったに違いない。ふ、と嘲笑うかのように息を吐く音が聞こえてきた。羞恥に顔が熱くなる。
「前から思ってたんですけど、あなたこっちの穴を弄られるの、好きですよね?男の子なのに不思議ですね」
別にそんな事は無いと否定したかったのだが、現状を考えると、そんなことを口にしても墓穴を掘るだけだ。
もっと強い刺激を得ようと 自然と腰が揺れている。尻尾を立てて、必死に快感を貪る姿は、さぞ浅ましいに違いない。
「同性愛者ってやつですか?猫でもそういうのってあるんですね。知りませんでした」
「ぁ!ああっ…!」
突然ずぶりと根元まで指を挿入され、引き攣った声が口から溢れる。
異物を激しく出し入れされると、液体と空気が混ざり合っているのか、じゅぼじゅぼと嫌な音が聞こえてきた。痛く無いように善処するといっていた割には乱暴なものだ。
「オスにしか興味が無いのなら……いりませんよね、これ」
少しだけ浮いた腰の下にもう片方の手を入れられ、汁を垂らしている俺自身を握りこまれる。
「あ、や…!」
「とっちゃいましょうか」
裏の血管の筋を爪先で軽くなぞられ、ぞくぞくとした焦れったい感覚に身を震わせる。
もっと、強く引っ掻いて欲しい。
そう思った途端、竿の部分をきつく握り締められた。そのまま徐々に握力がかけられていく。
「あッ…!?いたっ…痛い!!」
「痛い?ご冗談を。僕に握られて嬉しそうに体液を出していますが?」
そう言われ、自分でも浮いた腰の下へ視線を向けてみれば、欲望に正直な俺のペニスからは、まるで搾られているかのようにぼたぼたと透明の液体が滴り落ちていた。
「面白いですね。牛の乳搾りみたいだ」
強い握力をかけられたまま、乱暴に上下に扱かれる。神経を握り潰されるような痛みが伝わってきた。
痛い、痛い、本当に引き千切られてしまいそうだ。
「うああ、あっ!嫌だ、いやっいや!」
額を床に押し付けて、首を振った。流れ出た涙が床を濡らして、そこに髪の毛が張り付く。
しかし、激痛の合間に焼けるような快感を見出してしまう。
縋る物の無い両手をきつく握り締めたら、爪が手のひらに食い込んだ。手首一体に巻かれた紐が擦れて、熱を帯びる。
俺自身から搾り取られた透明の体液が、真下に小さな水溜りを作った。
「や、あっ…あっ…ああッ…!」
絶え間なく与えられる激痛と強い快感に、意識が遠退いていく。足元が震えて、腰を上げたままの状態を維持できない。
「ほら、ちゃんと上げていてください」
「ひっ、くッ…!」
堪え切れなくなり腰を落とそうとしたら、内部に入った指で無理矢理持ち上げられる。肌が引き攣るような痛みに、意識が覚醒した。なんとか足に力を込めて、立たせる。
「はぁ、あ…うぅっ…」
「……」
不意に、内部を探っていた指が抜かれ、俺自身からも手を離された。もう下ろしていいものかと思い、足の力を抜こうとしたら、ぱしりと尻を叩かれる。
「上げていろと言ったでしょう」
「っ……ご、ごめ…ん」
反射的に謝罪の言葉が出てしまった。こいつを怒らせるのは怖い。次は、それこそどんな目に合わされるのか分からない。










あきゅろす。
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