《掲示板について》
ハルミ「あ、あの…。こんにちは、なるほどくん。私…ハルミですけれど…。」
ナル「春美ちゃん！今日はネットマナーを聞きに？」
ハルミ「はい！是非とも今後のためにもとマナーを教わりに来ました！」
ナル「そうか。それじゃあさっそくいくよ」
ハルミ「はいっ！」
ナル「春美ちゃんは今ここに入る時、『こんにちは』と挨拶をしたり、『自分の名前を名乗った』よね？」
ハルミ「はい」
ナル「なんで挨拶したのかな？」
ハルミ「え？それはもう、基本です、としか言いようが…」
ナル「そうだよね。『挨拶』や『自分の名前（ニックネーム）を名乗ること』は常識なんだ。でも、いきなり馴々しくしてくる人もいる」
ハルミ「えぇっ！！そんな人、私がひっぱたいてやりますとも！」
ナル「お、落ち着いて、春美ちゃん！そんな人は、これから気を付ければいいからね。
間違っても今からわざわざ謝りに行く必要はないからね。
今度からはため口なんかも遣わず、相手を常に思いやりながら書き込みをするんだ」
ハルミ「…そうですね。今後気を付けてくだされば、私もひっぱたいたりする事もなくなります」
ナル「……。（春美ちゃんのビンタは果てしなく歯に響くからな…）」
ハルミ「？ なんですか？なるほどくん」
ナル「い、いや、なんでもないよ」
ハルミ「ところでなるほどくん、“ぎゃるもじ”とは何ですか？私、よくわからないのですけれど…」
ナル「ああ、ギャル文字ね。…当たり前だけど、人様のサイトの掲示板に書き込みする時などには絶対に使ってはならない文字だよ」
ハルミ「例えば…どんな文字のことですか？」
ナル「そうだな…。
『は∪〃めま∪τ、⊇ω｜＝ちヮ』
と言った文字のことかな？ぼくもよく知らないから、間違ってるかもしれないけど」
ハルミ「……。なるほどくん…今何と言ったのかまったくわかりませんでした…」
ナル「…だろうね。今のは『はじめまして、こんにちは』らしい」
ハルミ「！！ どこがですか！わかる人にはわかるのかもしれませんが、知らない人から見ればただの暗号ですっ！！」
ナル「まったくだね。あと…“私は”を『私ゎ』にしたり、わざわざやらなくてもいいところで小文字にしたり、無駄な絵文字乱用したり、やらなくてもいいのにカタカナ変換したりするもギャル文字だね」
ハルミ「小文字にする…？無駄な絵文字乱用…？？カタカナ変換…？？？」
ナル「うん。“あいうえお”を『ぁぃぅぇぉ』にしたり、『
そぅなんだァ
』や、『しッてるょ』とかにすることだね」
ハルミ「…日本語じゃないです。そういう文字がお好きなお友達同士の時はいくら使ってもかまいませんが、掲示板などに書き込む時の文字としては不適切です…。」
ナル「春美ちゃんは絶対使いそうにないから安心だよ」
ハルミ「はいっ！使いませんとも！今日は教えていただき、ありがとうございました」
ナル「いいよいいよ。あ、最後にひとついいかな？」
ハルミ「はい。なんでしょう？」
ナル「“質問掲示板”などに書き込んだ場合は、回答してくれた人にお礼の書き込みを忘れずに、ね？今春美ちゃんがぼくにお礼を言ったように」
ハルミ「はい。わかりました！では、失礼しましたっ！」
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そぅなんだァ
