[携帯モード] [URL送信]
 



赤く腫れたペニスを、ゆっくりと撫で上げた。

「っ…!」

彼が涙で濡れた瞳を見開きながら、僕を見る。恐怖に怯えたその表情に、優しく笑いかけてあげた。
充血したペニスの頂点に指を添えて、そこにある小さい穴に指先を押し付けると、先程から垂れていた液体が、じゅぶりと溢れる。

「ひっ!ああぁッ!」

そのまま穴に指先を食い込ませた。さらに彼のペニスが膨れ、糸が食い込む。

「や、あッああ!ひぁっ…!」
「気持ち良いですか?」

仰け反らせた首筋を、先程と同じように舐めていくと、舌先から快感に身体を震わせる彼の感触が伝わってきた。

「…イきたい?」

舐め上げた先、彼の耳元のすぐ傍で、そう囁く。
彼の返答は言葉ではなく、勢い良くがくがくと何度も首を立てに振った。

「だったら、『イかせてください』って、僕にお願いしてください。そうしたら、この紐を取ってあげます。……ですが」

ペニスに巻かれた白い紐を、爪で引っ掻く。
びくりとそこが震えるのを横目で確認しながら、続けた。

「あなたがその言葉を口にしたら、僕はそれを自分を受け入れてくれた証だと、判断します」
「て、てめ……ぇ…!」

快楽に爛れた顔で、僕を見上げる。
本人は睨みつけて威嚇をしているつもりなのかも知れないが、そんな表情では僕を挑発しているようにしか思えない。

「いいじゃないですか。素直になってくだされば、もっと気持ちよくして差し上げますよ」

涙で濡れそぼった頬に口付けを落とす。

「こ、んなの…脅迫と変わんねえよっ…!」
「そうですか?あなたが、僕の与える刺激に耐えればいいだけの話です」

ペニスから手を離して、後ろの穴へと指を進めた。僕も彼の上側から離れて、足元へ移動する。
尻の隙間に隠れた小さな窄まりは、前の行為により既に緩んでいて、指で少し押し広げてみると、たらりと白い液体が流れ出た。そして、僕の指を更に奥へと誘うかのようにひくひくと蠢き、そこに飾られた白濁の体液が更に淫猥さを増す。
人差し指をその卑しい穴に挿入すると、僕が出した精液がぐちゅりと溢れて、入り口の窄まりがきつく指を締め付けてきた。

「う、うぅっ…!」

顔を上げてみると、両腕で自分の顔を覆い隠している彼の姿が視界に入ってくる。
そんな初な反応の彼自身とは違い、内部は微かな蠕動を繰り返し、まるで甘えるように僕の指を誘い込む。さらにもう一本、と指を増やしていき、中をぐちゃぐちゃに掻き混ぜてやると、まだ内部に残っていた僕の体液が、透明な液体と絡み合い、指の隙間から泡が溢れる。
それによって滑りが良くなり、緩みきったアナルはさらに柔らかく広がる。これが男性の排泄器だなんて思えない。

「ふっ、すごいですね。手首まで入っちゃいそうですよ?」
「ん、ぁ…ぃ、やあっ…!む、むり…だっ…!」

彼が首を振ると、溢れた涙と汗がぱたぱたとシーツに飛び散った。
怖がらなくても、そこまではしませんよ。
そう思いながら、直腸の中を探りつつ、先に見つけた彼の感じるだろう箇所を狙い、擦った。

「ぅ!?あ、ああっあっ!!」

足を引きつらせて、声を上げる。
目の前で揺れているペニスが、今にも破裂しそうに痙攣をした。

「や、やっ!そこ、触んなぁッ…!ひ、…ぐっ!」
「ここですか?」

三本の指を、交互に引っ掻くように動かす。

「あぐっ!いぁっ、ひああ"あ"!」

顔を覆い隠す事を忘れ、シーツを握り締めながら、身体を仰け反らせる。
喘ぎっぱなしの口から唾液が流れ、透明な糸を引きながらベッドへと垂れた。
もったいない。舐め取ってあげればよかった。
アナルに指を挿入している方とは逆の手の指を肛門に添えて、伸びきった皴をさらに伸ばすように、入り口の穴を開いてみる。綺麗なピンク色の直腸が、腸液に濡れていやらしく光り、僕を惑わした。
思わずそこに口を近づけて、指と指の微かな隙間に舌を捻り込んだ。

「ひっ!?き、きつッ…いッ!」

ぷにぷにとしたピンク色の壁を舐めると、苦味が口内に広がる。
しかし、刺激的とも言えるその味が僕の神経を煽り、腰の辺りにえも言われぬ蟠りが溜まっていく。

「あ、ああ"、あっ……!!」

首を振り、喘ぐばかりの彼を見上げながら、顔を離した。ぺろりと唇を舐めてから口を開く。

「そろそろ限界ですか?素直になってもいいんですよ?」
「ふ、ぅっ、あ、い、いやだッ…!いやぁ…!」

これでも、まだ僕を拒否するというのか。
彼のあまりにも頑なな理性に関心しつつ、苛立ちも感じる。つまり、そこまで僕を受け入れたくない訳だ。
でも、どんなに一生懸命抵抗をしても、彼が僕に屈服するまで何時間でもこの行為が続くだけだろうに。
僕の前でふらふらと揺れるペニスに視線を移す。
後ろの刺激により、更に膨張したペニスは真っ赤に腫れあがり、白い糸がよく映える。
その熟れた果実のように彩った先端の膨らみを、ぱくりと口に含んだ。

「ぁッ!?」

アナルへの刺激にばかり気が向いていたのだろう。驚いたように顔を上げて、僕を見る。
涙と唾液と鼻水と…様々な体液に濡れた顔は酷いものだ。だけど、その汚れた顔も、僕の視界にはとても綺麗に映る。




第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!