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38日目
昨日に引き続いて、今日も蝋燭を使用してみる。
二回目だし、もう大丈夫だろう。
今回は前に使ったローターではなくて、小さめのバイブを用意した。それを見た彼は嫌悪感を顕にして嫌がったが、ちょっと押さえつけてしまえば後は僕の言いなりだ。足の脛のあたりを少し蹴られてしまったが、当初に比べれば随分と従順になったものだ。
もう足先から少しずつ慣らすなんて面倒なことをする気はない。最初から背中を狙って熱いものを垂らしてあげると、痛そうに呻いた。だけど、昨日のそれとは違って、どことなく濡れた声音を含んでいる。顔を覗き込んでみても、痛みと快感が入り混じっているのか、目に涙をためて顔をくしゃくしゃに歪めている。
うん、彼のこの顔と声は何度見ても良い。背筋と腰にこう、ぞくぞくと残る何かがある。

後で自分の脛を見てみたら青い痣ができてしまっていた。



39日目
今日も彼のクラスの体育の授業を、窓越しに眺める。
あの仲良し二人組とだらだら喋りながらマラソンをしている姿を見ていたら、なにやら胸のあたりがむかむかしてきた。なんだろうか。
しかし、彼はクラスメイトと同じ教室で着替えているんだよな。あんな変な痣だらけの身体を同級生に晒して、変な店にでも通ってると思われてしまっているんじゃないだろうか。
いや、彼の事だから、必死に隠しているのだろう。僕のつけた痕を。
教室のすみでこそこそと着替えをする彼の姿を想像して、くすりと笑ってしまった。
今日も放課後が楽しみだな。



40日目
そろそろ蝋燭プレイにも飽きてきた。
彼もすっかり慣れてしまったのか、腹のあたりに蝋を垂らしても痛そうな悲鳴は上げるものの、しっかりと股間は勃起している。本当に順応性の高い人だなぁ。
立ったまま固くなったペニスを足で踏みつけてやると、涙を溜めた目で僕を見上げながら、射精した。
肩で息をしながらも、うつろな目線でどこかを眺める彼を見ていると、蝋燭に少し興味が沸いてきた。これを垂らすとそんなに気持ちがいいのだろうか。
そう思って試しに自分の手の甲に一滴ほど垂らしてみる。
熱かった。もうやろうとは思わない。



41日目
いつものように部活終了後に、部室で彼を壁際に追い詰めた。
さて今日は何をしようかな、と思っていたら、ポケットの中に前に使用したローターが入っていることを思い出した。
それを取り出して、彼に見せつけるようにスイッチを入れた。ただの振動音なのに、妙に卑猥な音が室内に響く。それを聞いた彼が僕の次にするだろう行動を阻止しようとしたのか、腕を掴んできた。だけど、そんなのは抵抗のうちにも入らない。
彼は僕がそのローターを下半身に近づけるつもりだとでも思ったのだろう。腕を下げさせないように掴んでいる。だけど、その思惑とは逆に僕はそいつを上へ上げて、彼の口に押し込んでやった。
吐き出せないようにそのまま手のひらで口ごと包み込んでやると、皮膚ごしに軽い振動が伝わってくる。
その状態でもごもごと何やら喋っているが、何を言っているか分からない。今度こそ手を下半身に伸ばして、ベルトのホックを外し、手を下着の中に忍び込ませる。
ふっ、と鼻から息を吐く音が聞こえた。唇がローターの振動でしびれてきたのか、僕の指の隙間から唾液が流れてくる。
縮こまった状態のペニスをぎゅっと握って、扱いてやろうかと思った時だった。
トントンと軽く扉をノックする音が聞こえてきて、間髪入れずに扉が開かれる。普段は施錠してから行為に及ぶのだが、今日は鍵を掛け忘れていたらしい。しかしノックをしておいて、返事も待たずに開けるだなんてどこの無礼者だ。と思って振り返ってみたら、そこに立っていたのは生徒会長だった。僕ら二人の姿を見て、呆然として固まってしまっている。
何か用事でも?と尋ねてみたら、我に帰ったようにはっとなり、僕らから微妙に視線を外しつつ口を開いた。どうやらコンピ研の部長から、夕方になってからこちらの部室で誰かが騒いでいて迷惑だ、と苦情が来たらしい。ああ、やっぱり声が漏れていたのか。しかし隣同士なのだから直接文句を言いに来ればいいのに。あの人はそれが出来ない人なんだろうな。
「用件はそれだけだ」そう言って帰ろうとする会長を呼び止めた。
彼の口を押さえていた手を離して口内のローターを引き抜いてみると、唾液で濡れたそれは唇から透明の糸を引いている。
あなたも混ざりますか?と聞きながら、ローターを会長に向かって放り投げる。自分の胸元に向かって投げられたそれを受け止めると、表情を変えずに「遠慮しておく」と一言だけ言って、机の上にローターを放り投げた。「残念です。こんなに可愛いのに」彼のペニスを握っているもう片方の手に力を込めると、彼が微かに高い声を漏らした。
しかし会長は面倒くさそうに僕らを見ると、何もいわずに扉を閉めて部室から出て行ってしまう。
邪魔者が去った後に行為を再開しようとしたのだが、彼のほうがすっかり青ざめてしまっていて、そんな状態ではなかった。
他者に見られてしまったのがそんなにショックなのか。でも会長は余計な事は喋らない人間ですし、特に問題は無いと思いますよ。と、そう伝えたら泣き出しそうな声で、そんな問題じゃない、と返ってきた。
第三者に見られたくらいでこんなに取り乱すだなんて。次は公開プレイもいいかもしれない。










あきゅろす。
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