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1日目
今日も彼と涼宮ハルヒが口喧嘩をしていた。
ポケットの中の携帯が震える。
今夜もあまり眠れそうに無い。
長門有希や朝比奈みくるばかり気遣っていないで、少しは僕ら機関の人間のことも気にして欲しい。



2日目
前日に書いていた事を森さんに話してみたら、同意してくれた。
機関の上の人間にも話してみるとか。一体何を話すのだろうか。
どうせ僕のような末端には決定事項しか聞かされないのだろうけど、少し気になる。



3日目
部活中に森さんから連絡が入った。
「鍵を私達の都合の良いようにしつけなさい。もちろん涼宮ハルヒには気付かれないように」
それが上層部からの命令らしい。
つまり何をどうしろと言うのだろうか。
帰宅してからネットで調べてみよう。



4日目
放課後、部活が終わってから一人で残るよう彼にお願いをした。
とても嫌そうな顔をしながらも、彼は部室に残っていてくれた。
昨日の命令だけではどうしろといった指示は無かったので、僕の好きにする事にした。
なので、誰もいなくなった部室で不機嫌そうに僕を睨む彼の顔を殴った。まずは自分が優位に立つ事が必要だと思ったからだ。
次に、僕に殴られて呆然とする彼の腹に蹴りを入れた。
床に寝転がった身体を、さらに蹴ったり、踏み付けたりした。顔とか、普段から露出している箇所には出来るだけ傷をつけないようにしている。涼宮さんに勘づかれないためだ。
しばらく暴行を加えていたら、彼が泣き出してしまった。
「なんでこんなことを」なんて聞いてきたから「あなたのことが嫌いだからです」と答えてあげた。機関からの命令だなんて言えない。間違ってはいないし。
僕の返事に、彼はさらに激しく涙を流した。
男の泣き顔はうっとおしいので、僕はまた彼の顔を殴った。











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