「ただいまー」
「あ、おかえりお姉ちゃん!お風呂わいてるよ?それとも先にご飯食べる?」
バイトを終えて帰宅した午後9時、法事で母方の実家へ帰った両親の代わりに、近所に住む幼馴染の子が迎えてくれた。両親も昔から私をお姉ちゃんと慕って仲の良かったこの子、Kを信用していて、出かける際には合鍵を渡していたぐらいだ。
「じゃあ先にお風呂でー」
「冷めちゃうといけないからってまだ沸かしてないから15分ぐらい待ってね」
「はーい」
お風呂場に向かうK。
本当に良い子だなぁ……
………
お風呂から上がってリビングに行くと、エプロン姿のKが食器を並べていた。
「あ、ご飯できてるよ」
「この匂いはカレーだね?Kのカレー楽しみだなー」
「普通のカレーだよ?そんなに期待するようなものじゃないんだけど……」
食卓に二人分のカレーやサラダが並ぶ。
「「いただきます」」
「どお?美味しい?」
「うん!これならいつでもお嫁に行けるよ」
「お、お嫁だなんて……お姉ちゃん、もらってくれる?」
あはは、可愛い。
「もちろん!おいでー!」
両腕を広げて待ってみる。.....続きはこちら→
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