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心に沁みる、「100億の男」の国友やすゆきの考えた数々の名言を抜粋する。


楊美娟「誰もが幸せになる勝負なんてない。いつも勝者の足元には敗者の骸があるわ。
……だけど、その涙だけは忘れないで、琢矢。
他人の痛みに泣ける心だけが、戦う者を人間たらしめるのだから……」
富沢琢矢「美娟……」
楊美娟「もォ……だめよ、そんな体で…………」
富沢琢矢「確かに体はボロボロだけど、心はすごく熱いんだ。新たな戦いへの思いが、オレの中で煮えたぎっている……
そしてその情熱が今、キミを求めている。美娟……キミと、ひとつになりたい!」
(Index.33「闇の中の目撃者」より)


富沢琢矢「わかった。お前たち やめろ、そこまでだ!マリエの相手はこのオレがする!!」
前島マリエ「え?」
真鍋政一「ホォ……その気になりましたか、富沢クン」
富沢琢矢「ああ、オレがやる!」
真鍋政一「富沢クンがその気なら我々は別に構いませんよ。マリエさんが我々の目の前でSEXできるかどうかが賭けの内容ですからね相手はどなたでもいいわけですから……」
(Index.48「負けないSEX」より)


前島マリエ「で……でも……………」
富沢琢矢「金のためにやるんだ、とか奴らに無理にやらされたと思うと、君が惨めになるから、やると決めた以上、オレは本気でやるぞ」
前島マリエ「琢矢……」
真鍋政一「いいですねェ、熱く激しい本物のメイクラブを見せてもらいましょうか、へへへ………」
マリエをカモにする学生(点目)「ふふふ、こいつは楽しみだな」
〃(女)「あたしも野獣のSEXより、このカップルの情熱的なSEXを見たかったのよ」
(〃より)


マリエをカモにする学生1「マリエ……お前はたった今、金に使われる側の人間になってしまったのさ」
前島マリエ「つまりあなたたちは金を遣う側の人間で、あたしはもうあなたたちの仲間じゃない、と言いたいのね」
マリエをカモにする学生2「20億かァ、ホントに返せんの?」
前島マリエ「か……返すわよ!20億ぐらいすぐに返してやるわよ!」
(Index.49「2種類の人間」より)


富沢琢矢「……たしかに世の中には2種類の人間しかいないようだな。
だがそれば金を遣う人間と金に使われるにじゃあないぜ。それはな、金の怖さを知る人間と知らない人間の2種類だ!」
真鍋政一「何だって?」
富沢琢矢「覚えとけよ。オレがお前たちに金の本当の怖さを教えてやる!」
マリエをカモにする学生(点目)「へへっ……何カッコつけてんだ、このバーカ!」
マリエをカモにする学生(見るからに人相悪)「お前ごとき荷何ができるというんだよ!?」
マリエをカモにする学生(髪に色なし)「ケッ、金が怖いのはビンボー人だけだぜ!」
琢矢“許さない……こんな奴らは絶対に許さん!”(心の声)
(〃より)


前島マリエ「……無理よ。みんながグルだったとしたら、勝てっこないわ。それに、もう賭けるお金だってないもの……母からくすねるのも限界だし……」
〃「私って、何てバカな遊びをしてたんだろう…………ひと月で20億なんて返せっこないわ……」
富沢琢矢「……きっと何か方法があるよ、マリエ!」
前島マリエ「でも……何故 琢矢はこんな私をそんなに親身に心配してくれるの?」
富沢琢矢「オレは金の怖さを知っている……だから誰にもオレと同じ地獄を見てほしくないんだ」
(〃より)


富沢琢矢「どでかい金がなくては、奴とは闘えないんだ!」
〃「けれど今、その大金を手にできるチャンスがめぐってきたんだ!力を貸してくれ、ショーケン!」
根本健治「オレに何ができると……」
富沢琢矢「……株をやる」
根本健治「株!?」
富沢琢矢「だからあんたの協力が必要なんだよ!」
根本健治「株か……」
富沢琢矢「あのクソじじいに、このまま旨い汁を吸わせ続けて自分はこんな場所でボロボロに朽ち果てていくなんて、悔しくないのかよ!オレはどんなことをしても、天善を倒すまで闘い続ける!!」
(Index.52「大人の遊び」より)


マリエをカモにする学生(人相悪)「なあ、マリエ。お前は、もうこんなとこへくることのできる人間じゃねえんだぜ。とっとと帰んな」
前島マリエ「何言ってんのよ!アンタ達だって今に きっと痛い目に遭うんだからね!」
上に同じ「オレ達が? アハハハ……ありえないね。オレ達はいつも勝つ側の人間なんだよ。お前と一緒にすつなよ」
前島マリエ「ぬかしてろ!!」
(Index.56「証拠捏造」より)



「じ……18億もつぎ込んだのに、一銭もないキミにどうして負けたんだ……?」
富沢琢矢「…………ビジネスは金だけで動くんじゃないってことさ。お前は金を動かし……オレは人を動かしたんだよ!!」
富沢琢矢「さあ、約束の25億を払ってもらおうか!!」
真鍋政一「う……申し訳ないんですが、ボクはじつは25億も持ってないんです。スピリッツケミカルの株を全部譲りますから、それで許してください!!」
富沢琢矢「何?株を……!?」
マリエをカモにする学生1「ざけんな!!あの株の中にはオレの金も入ってんだぞ!!」
〃2「あれは明日中にノンバンクに返さなきゃ、大変なことになる金なんだよ!!」
〃3「オレはおやじの土地の権利書まで預けてあるんだ!!」
真鍋政一「いつまでもガキみたいなタワゴト言ってんじゃないよ!!この勝負に乗った以上、お前らも責任ををとるのは当たり前だろうが!!」
富沢琢矢「……よかったな。これでお前らも、地獄ってとこでたっぷりと金の怖さを勉強できるぜ!!」
(Index.58「大逆転」より)


前島マリエ「あ〜あ、二言めにはお父さまの思い出、お父さまの形見!! おじいさまがお父さまに遺したこの大事な会社を潰したりしたら、お父さまに顔向けできないわ……!!
〃「お父さまは本当にそんなことをお母さまに望んだの!!」
母「う…わ……私が頑張ることが志半ばで倒れたお父さまへのせめてもの供養になればと……」
マリエ「そうよ…私には物心ついた時から、母親はいなかったわ…いたのは、夫の亡霊に取り憑かれて仕事ばかりしているひとりの未亡人だったのよ!
〃「もううんざりよ朝から晩まで仕事、仕事、仕事!! 一度でもあなたが私に母親らしいことをしてくれたことがあって?死んだ夫と生きてる娘とどっちが大事なのよ!!」
〃「あたしねお母さまがそんなにお父さまにこだわるのなら、いっそ、お父さまのとこへ行けばいいと思って、ホテルで鉄骨を落としてやったことがあるのよ……」
富沢琢矢“やっぱり、あの時の鉄骨はマリエが……!!”
前島マリエ「あたしって親孝行な娘でしょ!!」
(Index.59「ホテル爆破」より)


富沢琢矢「前島さん……ご主人の思い出はあなたの心の中にしっかりと生きてるじゃないですか?あんな場所にこだわる必要はありませんよ。
もう、後ろ向きの人生は終わりにしましょうよ……」
前島マリエ「琢矢の言うとおりだわ……新しい人生を歩き始める時がきたのよ、お母さま……」
(〃より)


黒河ちずる「あなたなんかに私のこの地獄のような辛さはわからないのよ!!
善彦さんとの愛は、私の人生のすべてだったのよ!!もう生きる意味なんか何もないわ!」
富沢琢矢「甘えるな……!!
自分だけが地獄を見た人間だと思っているのか!!幾千幾万もの人間が地獄を見て苦しみもがき、這いずりまわりながら生きていると思うんだ!!生きるとはそういうことなんだよ!!
生きろ……!!生き続けるんだ、ちずるさん!!明日を信じて!!ちずるさんっ!!」
(Index.69「破談」より)


富沢琢矢「そんなことはないよ。そりゃ、男に君を見る目がなかっただけさ。君は十分に魅力的だと思うけども…」
美村奈緒子「よしてよ!そんなくすぐったいこと言われると、むず痒くなってくるわ」
富沢琢矢「本当のことを言ってるんだぜ。自分の生き方に自信を持ってる人間は、みんな素敵だよ」
美村奈緒子「上手ねぇ、あなたって…」
でも、時どき無性に寂しくなることもあるわ。私、ずっとこのまま一人で闘っていくのかなァって………」
富沢琢矢「なあに……しょせん人間はみんな一人ぼっちさ」
(Index.70「国土大乱」より)


篠田冴子「ああっ!富沢さんいいわ……!」
富沢琢矢「琢矢だ……琢矢と呼んでくれ!」
篠田冴子「ああ……た……琢矢……私の名前を呼んで、琢矢……私は冴子よ、冴子……!」
富沢琢矢「冴子!」
篠田冴子「ああっ!た……琢矢……琢矢…もっとォ!!ああ……琢矢……あなたならきっとできるわ……
私に見せてちょうだい……天善のような古狸どもを蹴散らして、とことん登りつめていく男の姿を……私の主人が超えられなかった男の壁を超えてみせて!」
富沢琢矢「……わかった。俺はやるよ………」
(Index.81「社長就任!!」より)


永野「ご自分の勤めていた会社を潰されたことがあるんですか?」
富沢琢矢「確かに俺はかつて自分が勤めていた会社を倒産させた……そして多くの同僚達の人生を狂わせてしまった。
でも、俺はそのことを悔やんではいない!あれはビジネスという名の戦争の結果なんだ!敗者には敗者の現実がある……それだけのことだ!」
(Index.82「社長の器」より)


富沢琢矢「どうしたんだい。レイチェル?」
レイチェル・ヘイズワード「ありがとう、琢矢……」
富沢琢矢「え?」
レイチェル・ヘイズワード「あなたの言うとおりよ。私、やっとわかったの……一方的な同情なんて決してエリックのためにならないってことが……彼が自力で立ち上がるのを待つしかないのよね」
〃「日本人のあなたに、こんなことを教えられるなんて……」
富沢琢矢「違うよ、それは……アメリカ人だけの生き方じゃない。人は誰も自分の人生に負けるわけにはいかないんだ」
〃「ウェルネス社を買収できたら、必ず君達に今よりもっと働きやすい環境を提供するよ。俺と組もう……俺の財産(財産に傍点)になってくれ!」
(Index.89「琢矢の賭け」より)


富沢琢矢「上条……俺達は花で飾られて旅立つようなタマじゃない。俺達にはこいつが一番お似合いさ!
金の道であの世へ送ってやる!三途の川も金で橋をかけちまえ!
地獄の沙汰も金次第だ!!あの世でもしっかりとビジネスを続けろよ!!」
〃「上條……どうせ俺達は天国なんかへは行けやしないんだからな!」
(Index.102「犠牲者」より)


久我山沙貴「あれからいろいろと考えてみて、よくわかったわ………わたしには、あなたがどうしても必要なの。よ」
〃「私が父・久我山天善をも凌ぎ、真の勝者となるためにね……あなたの類まれな才能を使いこなしてあげたいの」
富沢琢矢「う……」
久我山沙貴「初めてあなたと出会った時か私にはわかっていたわ。いつか必ず、あなたは私のものになると……誰にも渡さないわ琢矢………あなたは私のものよ」
(Index.108「宿命の再会」より)


久我山沙貴「冗談じゃないわ!何が子供の遊びは終わりよ!こんな時だけ親のような顔をしないでよ!」


楊美娟「張ーッ!!」
〃「うう……どうしてこんないい人が死ななきゃいこないの! いったいこの世に正義はないの!?善はないの!?」
〃「もうたくさんよ、こんな地獄のような世界は!」
富沢琢矢「そうさ、楊……この世は地獄だ! でも、誰もこの地獄から逃げ出すことはできやしないんだぜ……」
〃「地獄の中で這いずり回り、戦い、そして勝ち抜いて生きていくしかないんだよ!!」
〃「張の想いを無にしないためにも、この悲しみを乗り越えて立ち上がろう、楊! 張の弔い合戦だ!俺達の力を一つにしてどでかいビジネスを仕掛けるんだ!!」
(Index.118「裏取り引き」より)


楊美娟「……沙貴、あなた琢矢を愛しているんでしょう?」
久我山沙貴「私が琢矢を愛しているですって?何を馬鹿なことを!」
楊美娟「いいえ、あなたは琢矢を愛しているわ!かつて私達をスキャンダルで追いつめたのも、琢矢に無理矢理種を香港に運ばせてこのトラブルに巻き込んだのも、そして、久我山の名を捨ててまで種を手に入れたのも……すべて琢矢への想いがあればこそよ」
久我山沙貴「へえ、見事な推理ね。それで、仮にそうだとしてもどうだというの?そんな私から琢矢を奪った自慢でもしたいの?」
楊美娟「沙貴……」
楊美娟「もっと素直になって……そうやって心に大きな壁を築いて生きていく限り、あなたはいつまでたっても本当に大切なものを手に入れることはできないわよ?」
(Index.122「因縁」より)


富沢琢矢「楊……俺は、和美を失ってからいろんな女性と巡り合ってきた……でも、本当に心を通わせた女性は君だけだ。俺は、もう決して過去へ戻るつもりはない!俺と君のために過去を精算して必ず戻ってくる。待っててくれるね、楊……?」
楊美娟「ええ……私はあなたを信じているわ、琢矢!」
(Index.123「精算」より)


広瀬和美「ひょっとしてあなたは琢矢の……」
美村奈緒子「えっ!ああ、残念だけど違うわ。琢矢の素敵な人は今、香港で結婚式を挙げる準備をして待ってるんですってよ」
広瀬和美「まァ!ほんとなの?」
富沢琢矢「うん……」
広瀬和美「良かった……あなたも一人ぼっちじゃないのね……!」
富沢琢矢「和美……俺が君にしてほしい礼はただ一つだ」
広瀬和美「え……」
富沢琢矢「いつまでも昔のままの素晴らしい君でいてくれ……そして、俺が捨てた平穏で明
るいまともな世界で、本当の幸せを掴んでくれ……それだけだ…!」
広瀬和美「あなたもきっと幸せになってね!」
富沢琢矢「ありがとう……」
(Index.127「住和のからくり」より)
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