YMS-09D
ドム・トロピカルテストタイプ
DOM TROPICAL TEST TYPE

頭頂高:18.5m
重量:65.1t
装甲材質:超硬スチール合金
主な搭乗者:ロイ・グリンウッド

武装
ヒート・サーベル
360mmジャイアント・バズ

ドム・トロピカルテストタイプは、YMS-09プロトタイプ・ドムの2号機を基にして開発された熱帯・砂漠戦用MS。
地上の各地に配備されたMS-09ドムは、アフリカにおいても高い戦果を挙げていたが、砂漠などの高温下ではたびたび機体にトラブルが起こり、充分にポテンシャルを発揮できずにいた。
そこで、倉庫に眠っていたプロトタイプ・ドム2号機を使用し、熱帯戦用のドムとして試作されたのが本機である。
360mmジャイアント・バズとヒート・サーベルを装備しているが、プロトタイプ・ドムがベースとなっているため胸部の拡散ビーム砲は無い。
主に排熱量の強化が行われ、新たに頭頂部に排熱用パイプが設置されている。
背部と脛裏部の推進器は外に露出させることで排熱量の増加を狙っており、頭部の流体パルス伝導ケーブルはプロトタイプ・ドムと同じ外部に取り付ける方式が採用された。
また、熱帯戦用バックパックや、通信機能強化のための近距離通信用アンテナが取り付けられている。
本機の熱帯戦装備はオプション化されており、既に生産されているドムにも簡単な改造で装備できるように設計されていたという。

アリゾナで行われた「スカラベ隊」による本機のテストは良好に終わり、キャルフォルニア・ベースにおいて10機余りが追加生産されている。
そのうち予備を含めた4機は北アフリカ戦線の第5地上機動歩兵師団第1MS大隊A小隊、通称「カラカル隊」に送られ、1機にはジオン公国地球攻撃軍のエースパイロットとして有名なロイ・グリンウッド少佐が搭乗した。
この熱帯仕様のドムはMS-09Dと呼ばれ、本機であるトロピカルテストタイプにはYMS-9Dの形式番号が与えられている。
この後、量産型のドムをベースとした30機ほどの改造が実行される予定だったが、キャルフォルニア・ベース陥落により頓挫するに至った。
後に、このMS-09Dドム熱帯仕様をベースとしてMS-09Kドム・キャノンが開発されたといわれている。
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