MS-06M(MSM-01)
ザク・マリンタイプ
ZAKU MARINE TYPE

全高:18.2m
頭頂高:17.5m
本体重量:43.3t
全備重量:60.8t
出力:951kw
推力:66,000kg(ハイドロジェット)
センサー有効半径:3,200m
主な搭乗者:ギュンター・ローズマン

武装
60mm機関砲×2
M6-G型4連装240mmサブロックガン
ブラウニーM8型4連装180mmロケットポッド×2

ジオン公国では地球侵攻にあたり、地球表面積の70%を占める海での作戦の必要性を重要視し、また地球連邦軍本部ジャブローが南米アマゾン川流域にあることから、早期よりザクの水中戦用化計画をスタートさせていた。
これにより開発されたのがザク・マリンタイプである。
ザクUF型をベースに、ランドセルが水流エンジン付きのものに換装され、腕部には補助推進用のハイドロジェットが設けられている他、太腿とふくらはぎには浮沈のためのバラストタンクが内蔵されており、関節部には防水シーリングが施されていた。
また、頭部に予備動力パイプが配され、エアダクトと短距離通信アンテナが設置されている。
固定武装として頭部60mm機関砲を2門、オプションとしてブラウニーM8型4連装180mmロケットポッドを胸部に設置可能。
携行武装としてはM6-G型4連装240mmサブロックガンが用意されていた。
しかし、宇宙空間で活動するため気密性に優れていたザクも、防水の問題を解決する事が出来ず、開発は難航。
ザクを水中戦用化するというプランは中止され、新設計の水陸両用MSの開発を前提としたデータ収集機の開発という方向へシフトした。

ザク・マリンタイプは、データ収集機として5機開発され、北大西洋潜水艦隊「シーサーペント」の実験部隊により北米東部のノーフォーク沖で、3週にわたって実験が進められた。
水流エンジンのテストは順調に進み、多種の推定データを算出し目的を果たすが、本機は水中での出力の低下が激しく運動性が極めて低いことから、2機が増加試作された後、開発が打ち切られている。
このデータを基にツィマッド社主管のもとMSM-02水中実験機とMSM-03ゴッグが建造され、ゴッグが制式量産化された段階で、本機はデータ収集機としての役目を終え、倉庫に眠る事になった。
当初の型式番号はMS-06Mであったが、水陸両用MSの型式がMSMに決定した後には、MSM-01の形式番号が与えられている。
その後、一年戦争末期の大西洋上陸作戦の際、水陸両用MSの不足から急遽実戦参加することとなり、ハーミス中佐率いる「レッドドルフィン」とネルソン大佐率いる「シーサーペント」の各部隊に2機ずつ、「グリーンサイレン」「ナーガV」「マンタレイ」の各部隊に1機ずつ配備された。
しかし、実戦では大した戦績は挙げられず、7機中4〜5が撃破されたといわれている。
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