ゲム・カモフ
GM CAMOUF

頭頂高:17.9m
重量:51.0t
出力:976kw
推力:47,800kg
装甲材質:不明
主な搭乗者:エンマ・ライヒ

武装
135mm対艦ライフル
連邦風120mmマシンガン
連邦風280mmバズーカ
連邦風シールド
チェーンマイン
シュッツルムファウスト

ゲム・カモフは、地球連邦軍にRGM-79ジムとして誤認させる為だけに製造されたジオン公国軍の偽装モビルスーツ。
ミノフスキー粒子散布下での戦闘ではレーダーが使用出来ない為、有視界戦闘が前提とされる事から、この偽装を用いて地球連邦軍艦船に接近、潜入、後方撹乱する事を主な目的としている。
それに加え、敵機に近づいた上で友軍機と誤認させ、油断させた後に、攻撃・破壊する事も目的とされていた。
基となった機体はザクなどの公国軍製の機体だが、偽装によってその形状は原形を留めていない。
偽装により機体は軽量化され、運動性は上がっているが、装甲が犠牲となっているため耐弾性能は正規のMSに比べてはるかに劣り、パイロットの生存確率を著しく低下させている。
また、その形状によって友軍からも攻撃される危険性も伴っており、パイロットのエンマ・ライヒ中尉は、この機体を「戦場の狂気そのもの」と呼んでいた。
運用上の理由から正式な型式番号を与えられておらず、その生産数も僅かであったという。
この機体のパイロットは、地球連邦軍から亡命した義勇兵によって構成されており、その特殊な活動の為にすべての公式記録は削除されているなど、捨て駒的な扱いを受けていた。

宇宙世紀0079年12月上旬、ソロモン宙域にてゲム・カモフのテストが行われた。
弾薬補給等の都合から連邦製の武器は使用せず、120mmザク・マシンガンや280mmザク・バズーカなどの外装を連邦風にカモフラージュして装備。
また、135mm対艦ライフルやチェーンマインなど対艦攻撃用の装備も数種類実装されていた。
ゲム・カモフは、その擬装により数隻のコロンブス級補給艦やサラミス級巡洋艦を撃沈し、ジムとの誤認率が高い事を証明する。
だが、事情を知らない友軍のムサイ級軽巡洋艦から攻撃され、機体は大破。
パイロットのエンマ・ライヒ中尉も戦死した。
ライヒ中尉は機体に蝙蝠をあしらったエンブレムを描いており、これは、連邦を裏切ってジオンに加担した自分たち義勇兵を、イソップ寓話の「卑怯なコウモリ」に喩えた皮肉に由来している。
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