ネタ帳みたいな。
SSにもならない小ネタなど。ここから派生してSSになる、かもしれない。
2009.07.28(火) 17:07
アレ神。



「ふざけんな。」

眉間に皺を寄せて頬は赤く染めて。
僕を罵倒する姿はやっぱり愛しかった。

別にマゾヒストではない。
ただ、彼の罵声が愛の言葉に聞こえてしまうのだ。

「ふざけてませんて、神田はかわいいんです。」

「‥‥っ、死ね!」

ほら、そうやって外方向く耳が赤い。
照れ隠しなんだ、バレバレですよ。

「名は体をなす、って言うでしょう?」

反らされた面を覗き込んだ。

「響きが可愛らしいじゃないですか、ユウ、って。」

もうすぐ木から落ちる、熟れた林檎のようだった。



+++++

罵声が愛の言葉に聞こえるとか、神田からしたら迷惑にも程があるだろうな、とか思う。

2009.07.15(水) 22:31
直蛍。



「なあ、何で白なの?」

「は? 黒じゃん。」

「じゃなくて、パンツ。」

べちっ

「うぐっ!」

「いいでしょ、別に、何だって。」

「うん、まあ、そうだけど。でも蛍、黒好きなんじゃねーの?」

「‥‥‥沢木は白が好きなんでしょ。」

「‥‥‥。」

「‥‥‥。」

「え、じゃあ蛍は俺に見せるために白穿いてt」



+++++
さっき書き忘れた。
これがないと、直蛍っつか直蛍直っぽい。
ていうか、気持ちとしては直蛍だけど、私の直蛍ってあんま直蛍じゃないっていうか‥‥‥沢木も蛍も何か別人(だめじゃん)。

2009.07.15(水) 21:57
直蛍。



「黒、か‥‥?」

「何が?」

糸偏を何とか誤魔化し、日吉酒店の看板を書き終えた蛍は、梯子を降りて俺の呟きを拾う。

「んー‥‥‥蛍の、パンツ。」

ガゴンッ

「いってぇ!!」

俺としては、別に男同士だし幼馴染みだし、気にすることもないと、正直に答えたのだった、が。
答えた瞬間に、およそ人間を叩いたとは思えないような音とともに頭頂部に激痛が走った。

「白だよ‥‥?」

にっこり、顔は笑っているが目は全く笑っていなかった。

「え、あ‥‥白、なんだ‥‥?」

「うん、白だよ。黒いストッキング穿いてたから見間違えたんだね。」

にっこり、にーっこり。

「‥‥‥‥す、すみません。」

うわー沢木くんサイテー、とか及川が言ってるのが聞こえた。



+++++
因みに、蛍のパンツが白なのは、長谷川さんの「沢木は白が好き」に影響されてる設定です。
いきなり服を白にするとあからさまで恥ずかしかったんだね!

こんな短いメモなのに全然まとまらないなんてorz

2009.07.13(月) 11:18
直蛍。



及川の家でカレーを食べて、家に着いてシャワーを浴びた。
それからベッドに横になると、今日の出来事を一つ一つ思い返してく。

そうか、日吉酒店のあの少女は蛍だったんだな。道理でかわいい‥‥。

左手で唇に触れて、あの感触を余すことなく思い出した。

「すげー‥‥柔らかかった、な。」

あれはもう、男の唇じゃねえよ。

考えて、また反芻する。

「ていうか、細かったな。あんなに細かったっけ‥‥。」

同じ男と思えない細い腕。あれ、下手したら及川よりも細いんじゃないか。
細い脚、しかも美脚。あいついつも長ズボンだったからな、知らなかった。
細い腰。あれは本当、男じゃない。コルセットでも絞めてるんだろうか。

「あーやばい、治まれ、俺の息子。」

あれは蛍だ、男なんだぞ。

それでもあのゴスロリ少年を思うと下半身が疼いた。

2009.07.12(日) 13:44
直蛍。



「蛍って、女の子だったっけ?」

黒の長髪に黒の衣装、黒の唇で黒のばさばさ睫毛は白い肌を引き立てる。

以前の姿は何処へやら。

今はもう、どっからどう見ても女の子。
危うくヒトメボレしそうになったくらい。

「怒るよ。」

「怒るのかよ。」

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