ネタ帳
2016.04.21(木) 23:52 妖怪や悪霊を祓うのを生業としている立海生の主。ひょんなことから立海レギュラー陣に知られる。怪奇現象に見舞われてたレギュラー陣に部室へ連行される。 「さて、君は何者なんだい?あの化物は?あの術のようなものはなんだい?」 『まあまあ、そんなピリピリしなさんなって〜そんないっぺんに質問されても困るんよー』 「じゃあ落ち着けって言うのかよ!あんなバケモンみて落ち着けって言うのかよぃ!!」 「お、おい、ブン太落ち着けって」 矢継ぎ早にされる質問にのんびりと返答するが、それに噛み付くように丸井が声を荒らげる 「ふむ、それでは君は何者だ?」 『私は東雲「翡翠。3年D組に所属。文武両道を掲げているこの学校にしては珍しく部活に入っていないが、それは学校公認のこと。身長は162cm体重は…これはプライバシーの問題のため非公開としよう。得意科目苦手科目共に特にはないが学年で10位以内に入るほどの頭脳を持つ。趣味は散歩で範囲は限られておらずに様々な場所で目撃されている。こんなところか。」…プライバシーの問題って…ここまで暴かれてプライバシーもくそもなかろうに。てか充分知ってるんね〜』 「基本的なところは、な。しかし聞きたいのはそういう事ではない。それはわかっているだろう?」 『そうさね〜』 「なら教えてくれ。東雲は何者なのか。」 『ん〜…それ聞いて君らはどうしますの?』 東雲の目がすっと細められる さっきまでの緩い感じとは一変して空気は少し重くなったことによりレギュラー陣は身構える。 「最近俺達テニス部は…いや、正確に言うとレギュラー陣は怪奇現象に見舞われている。もし東雲がそういう類に詳しいのであればぜひ協力してもらいたい。 あとは俺の興味でもある」 そう言われ「ほーん」と気のない返事をする。 先ほどの重い空気は幾分か緩和されたことにレギュラーはそっと胸をなでおろす。 『つまりは力貸せってことね〜』 「ああ、お願いしたい。」 『でもええのん?だって私は…』 コン… 東雲は目の前の机を1度ノックした。その瞬間レギュラー陣の体を見えない膜のようなものが通る。 『あんさんらの敵かもしれんよ?』 その言葉と同時に東雲の両サイドには妖怪が現れ東雲がクイッと前に指を動かすとレギュラー陣に襲いかかってきた。 「なっ」「うわぁああああ」「逃げるぞ!」 そんな戸惑いや悲鳴が聞こえて来た。 1番ドアの近くにいた柳生が部室から出ようとドアノブを回すが開かない。まるで接着剤などで固められたかのようにびくともしなかった。 「!ドアが開きません!」 普段では聞くことがないであろう柳生の切羽詰まった声が聞こえて皆の顔から血の気が引く。妖怪はもうそこまで来ている。もうこれまでか、誰もがそう諦め目を固く瞑る。しかしいつまで経っても衝撃や誰かの悲鳴は聞こえて来なかった。どういうことかと皆目を恐る恐る開ける。そこには笑いを堪えようとしているが抑えきれずに机に突っ伏している東雲とその周りをふらふらする2匹の妖怪がいた。 『クッ…すまんねぇ…こ、ここまで反応してくれるとは…フッ…』 その様子にレギュラー陣は東雲を睨む。なぜ自分達は怖い思いをしたのにこいつはこんなに呑気なのか、と。 そんな目線など全く気にせずに東雲は笑い続け、ひと段落着いたのか「ふぅ、」と息をつき目尻に溜まった涙を拭きながらこちらを見た。 『すまんね、つい』 「てめ、ふざけんじゃねえぞ!!」 飄々としている東雲に切原は殴り込みそうな勢いで近づいていこうとするが柳がそれを止める。「ひーこわいわぁ」などと声を発するがそれは棒読みでさらにイラ付きを助長させる。 「ふざけるのも大概にしろ!!」 とうとう真田まで怒鳴り出す始末。 空気はさらに悪化していきさっきよりも幾分かピリピリしたものになっていた。 『いやはや、本当にすんませんねぇ。でも、ま、私が本当に敵だったらあんさんら今頃八つ裂きよ?良かったなぁ〜私で〜さて……紅、蒼、戻れ』 パン、と1回手を叩く。そうすると東雲の周りを飛んでいた妖怪はボフンという音を立てながら煙に包まれる。それと同時に空間がフッと軽くなったような感覚があった。煙が晴れて現れたのは赤と青の狐だった。二匹の狐は東雲に擦り寄り東雲はそれらを撫でている。 「そいつはなんだ?」 『私の式神よ〜ほれ、ご挨拶〜』 〈はじめまして、翡翠様の式神の紅です〉 〈…蒼〉 「うわ!狐が喋った!」 『んなの今更っしょ〜これよりすごいのに出くわしたのに〜』 妖怪が狐に変化したのにすら仰天ものなのに更に喋り出したため数名は目を見開く。しかしここまで何回か怪奇に遭っているのだ。若干慣れたというような人物も見て取れる。 『あ、あとドアもちゃんと開くっしょー?』 「…本当ですね」 先ほどまでは何度押しても引いてもビクともしなかったドアが簡単に開いた。 「どうなってるんだ…?」 『結界よーここの部室だけ空間切り離させてもいました〜私が机叩いた時膜みたいなの通った気がせんかったかぃ?』 「確かにあったな…」 『ん、そうそうそれよ〜それにしても結界張ったの気づくか〜皆々様霊感けっこうあるんね〜』 「そういうものなのか?」 『ん、今回はわかりやすく張ったけど普通の人は気づかんもんよ〜 にしても困ったもんね〜こりゃあ悪霊ホイホイになりますわ』 「えっ…」 東雲のサラッと言った言葉に皆は顔を青くする。 「な、なら俺らはこれからどうやってそれに対処すればいいんだよぃ!?」 「俺達は霊などの存在を認知したばかりだ。悪霊から身を守るなんてもっての外。何か方法があるなら教えてくれないかい?」 『落ち着きなされや〜そのためにこの学校に私がいるんよ〜 この学校の生徒を守る、そう契約されている。我々は契約を違えんよ。』 東雲の目が愉快そうに細められた。 ここから立海レギュラー陣と1人の少女との奇妙な関係が始まる――― みたいなのを書きたいです 2016.04.18(月) 23:16 黒バスが再熱しました。 高尾夢書きたいなあ… 高尾彼氏の彼女陰陽師てきな微ホラーとか… あと、立海でホラー書きたいなあ… |