ネタ帳
本編や拍手に載せようと思っているネタです。 ネタバレしまくりますのでご注意ください。 また、このページについてのご意見ご感想はコメント欄または拍手にお願いします。 2011.08.19(金) 09:20 これはどうだ。 いやそれだと。 ならばこれは。 いいやそれも。 試行錯誤しながらも各々の案を出してみるのだが、ものたりないやら威厳がみえないやらどこかで見たようなデザインやらでいまいち決まらない。 ぼーっと眺めているとやはり声がかかった。 「斑は何かデザイン案はない?」 「俺か?そうだな。 ...仮面に羽織といったら、柊。...豊月さまもだったな。」 「どんな妖怪だったの?」 「柊は蔵守りをしていたがいろいろあって妖払いの主人の下につくことになった。」 柊についてかなり簡潔に説明をしながら、手元に置かれた筆を手に取り紙に柊を描く。 「豊月さまは豊作の神様なんだが、力が弱まり封印されてしまって...一度だけ俺が豊月さまの代役をしたことがある。対になる不月さまという不作の神様もいた。」 再び説明をしながら豊月さまと不月さまの姿を描く。細かい装飾などは思い出せないが仕方ない。 描き終えると朧が口を開く。 「この豊月とやらの面、良いではないか。」 「あぁ、私もこれが良いと思う!」 「良いのではないでしょうか!!」 次々と賛成の意見が続出するが、まったく同じ面は頂けないという意見を発するとならば少し弄ろうということになった。 「この山羊のような耳をやめようか。」 「面に朱で化粧をさせよう。」 「あと、後ろの装飾も少し弄ろう。花は...」 「コスモスはいかがですか!」 「秋桜、狡いわ!それならば紅葉も使ってくださいまし!!」 我先にと自分の花を使うように手をあげる数名。それを見兼ねた朧の季節の花を使うという提案に落ち着いた。 そこで再び山羊から何に変えるかに議題が戻ったところで、俺が手を挙げる。 「デザインを猫にしてもらえないか?...あと化粧も俺にさせて欲しいんだが。」 ダメか?と聞くと喜んで!と返事が帰ってくる。 完成まであと数日 コメント(0)
2011.08.19(金) 09:20 「斑も妖怪みたいな格好をしたらいいんじゃない?」 灯の一言から始まった。 「いや、でも妖怪みたいな格好って...」 「でも、人間から見て夏目ってばれたらいやんなんだろ?」 「そうだけど」 「あら!!私見てみたいわ!!斑さまの妖怪姿!!!」 「秋桜、お前まで。」 ニッコリした3つの顔に囲まれてしまってはいやだとか面倒だとは言えず、無言で頷くとパァッと顔を明るくし、計画を練り出した。 少し思ったことをボソリと呟いただけのつもりだったのだが...。 誰を呼ぼう彼を呼ぼうなどと言っていたのが、何時の間にか友人帳に名の乗っている全員を呼ぼうなどという大規模な計画になりかけていたのを全力で阻止したのは言うまでもない。 「さて、本日集まって戴いた皆皆様方。本日のお題はこれ!!」 意気揚々と喋りだした三好からバッと取り出された一枚の版紙に筆で達筆に書かれていた言葉にまた気が遠くなりそうになった。 “斑を妖怪にするには” 「詳しく言うなら“斑を人間が見ても夏目だとばれないようにする”というのが本来の目的だ。」 「要するに夏目さまだとばれてしまわないようにすれば良いのだな?」 朧がそう質問すると灯が肯定の返事を返す。 「着物を変えるのはどうだ。いつものの上に羽織を着るだけで変わって見えるだろう。」 「今使っている紙の面よりも装飾のついた面の方が威厳も出ると思いますよ。」 「顔に化粧というのも良いと思いますよ。目元に朱をひいてみたり。」 その姿になるまでに毎回時間を食う羽目になりそうな予感だ。 コメント(0)
2011.08.19(金) 09:15 テスト送信 コメント(0)
[*前] [戻る] |