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ネタ、というか書きかけ
2010.02.02(火) 04:57

その目隠しはキツすぎて、


「辛くないんですか」


諦めれば辛くない
またか、と思うだけ
やっぱりな、って笑うだけ
辛い恋愛してるなんて思わない
別にあいつに何人セフレがいようと構わない
あいつが離れたくないって言うからそばにいるだけ
あいつがもう要らないって言えば離れるだけ


「薙さんは、本当にそれでいいんですか?辛くないんですか?」


こんなこと慣れるはずがない
ただ殺すだけ

殺すんだ、自分を


あいつは今日も彼氏

俺たちは恋人



ぼつになったやつ

2009.09.03(木) 23:39

僕とおまえとあいつ


僕は、生まれた
気づいたらもうここにいた
抗える術もなく、ただ巻き込まれていくだけ


「なにしてるの?」

後ろからかけられた声に『僕』の意識が覚醒する

「別に、なにも」


そう、『僕』はなにもしてない
振り向いた顔を戻しながら答えた

「へえ、なにも?」

意味深に笑う男にひとつ、ため息


「はあ…なにしにこんなとこ来たんだよ。お前が相手しろよ」
『アヒャヒャ他人に興味ないこいつに嫌われるなんてあんたナニしたんだよ?』

頭と耳両方に耳障りな笑い声が響く


「お前が一番嫌いだよ」

忌々しげに呟いても笑い声は増すばかりだった



書き殴ったもの

2009.09.01(火) 15:57

ネタ


「あなたに紫のクロッカスを送ってあげる」
「ふふっでも相応しいのはどっちかな?」
そう言って綺麗にまとめられた花束から一本抜き取り指で弄ぶ
けらけらと笑う姿はどこか狂気染みていた

俺が言葉の意味を知るのは以外にもすぐだった


‥‥‥
愛したことを後悔する

2009.09.01(火) 12:38

浸透


今日も視界いっぱいに清々しい青空が広がっている
一歩、また一歩と窓際に近づいていく
下を見ることなく空だけを見つめる
ただその青に溶け込みたくて、恐怖なんかなかった

眩い青に、目を細めそっと手を伸ばす


「……っ…」


俺と空を隔てる、薄い硝子窓
綺麗に磨かれたそれはまるで何もないかのように見えて、俺は指先が触れるまで気づかなかった
俺はジトリと窓を睨みつける

もう少しだったのに…
もう少しであの青に溶け込めたのに



***



「…それで?」

男は呆れたようにため息をつき、真新しい包帯を巻かれたばかりの腕を取る

「もう少しだった。もう少しで青に溶け込めた」
「それで、窓を割ったのか?」
「思い出した。逢いたくなった 赤」
男は片手を額にあて頭を抱えた
「……」



赤髪総長と自殺志願者?

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