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パロ
ずっといっしょ 26(柔勝)△注意



≪勝呂side≫



まず一つ。
自分で自分のを触ってるところを柔造に見せる。

それを頭の中で描いてみた。

自分で・・・・自分の・・・・。


アカンっ!!!
そんなん出来へんっ!!!

って言うか俺・・・・
自分で自分の擦ったことない・・・・。

そんなんいきなり柔造の前でしろなんて言われても上手く行くわけなんてない!

これは却下や!

ほんなら次は、柔造に何処かに行って頭を冷やしてもらう?

・・・嫌や。


柔造がいない生活なんて考えられへん。
柔造の声が聞けない日やとか、柔造とキス出来へん日やとか、そんなん嫌や。



せやったらそんなん消去法で、『柔造に触らせる』しかないやんか。


俺も男や。
男やったら潔く行けっ!
ここで踏ん張らんかったら、柔造はまた遠くに行ってしまうんや!


「じゅ・・・ぞ・・・」

名前を呼ぶと柔造の肩がぴくりと動いた。
思ったよりも発した声が震える。

びびる必要なんかあれへん。

触るって、気持ち良くなるって事なんやろ?
柔造は俺を気持ち良くしたいんやろ?

何も怖いことなんかないやないか!

「せやったら・・・」

「はい・・・」

まるで重大な刑の告知でも聞くような重々しい雰囲気。
別に俺は柔造を罰しようとしてるわけやないのに、なんでこんな雰囲気やねん。


そないに切羽詰ってるんか?
そんなに俺に触りたいん?
そんなんやったのにずっと我慢してたんか?

俺が嫌がると思って?

そんなんやったら、早く、早く言うたれや、俺。

怖いことなんてない。
恥ずかしい・・・かも知れんが耐えれる筈や!

ぐっと拳を握って、ボソリと呟く。

「ええよ・・・」

また柔造の肩がピクリと動いた。

「その・・・触っても・・・・ええ・・・」

「坊・・・っ!!」

柔造が頭を上げて俺を見上げる。

アカンっ!
顔が熱い。
ほんで・・・こっからどないしたらええのんや?

じっと柔造の方を見ると、すっと柔造が立ち上がった。
それから俺の目の前に立ったかと思うと、

「ほんなら坊の気が変わらんうちに」

そう言って、何を思ったのか俺を斜めに倒し膝裏を抱えがっと抱き上げた。

「ひっ!!なっ!!何するんやっ!!」

これはあれや!俗に言うお姫様抱っこ言うやつやろっ!
なんで男の俺がこないな抱き上げられ方されなあかんねや!
って言うか俺を軽々と抱き上げる柔造って、どんだけ力持ちやねん!

慌てておろおろしてる内に、そのままベッドへと載せられた。
その上に柔造がゆっくりと乗り上げる。

急に男二人分の体重を掛けられたベッドが、ギシリと音を立てた。


「じゅ・・・ぞ・・・っ」

上から見下ろすように柔造が目を細めて俺を見つめる。

ああ、またこの顔や。
この間と一緒。

いつもの柔造と目の色が違う。

その目に見詰められるとぞくりと体が震える。

柔造の周りに男の色香が漂う。
艶っぽいって言うんやろうか?
こんなんに見詰められたらそりゃ大概の女性はくらりと柔造に惚れてしまうだろう。

こんな顔を幾度となく誰かに見せてきたのだろうか?


「坊・・・・」

そう呼ばれたと同時にゆっくりと唇が俺の唇に合わさった。
それからいつもの様に少し開いた唇の間から、柔造の舌がぬるりと入り込んでくる。

柔造の熱い舌が俺の口内を舐める。
舌と舌を絡めて、いつもよりゆっくりと口内を堪能する。
ねっとりと絡む舌。

ただいつもの様に舌を絡ませているだけなのに、ゾクゾクと体が震える。
思わずぎゅっと柔造のシャツを握り締めた。

十分に口内を嘗め回された後、ゆっくりと唇が離され、銀糸が伸びてぷつりと切れる。

少し息苦しくて、顔が熱い、目が潤む。
柔造を見詰めると、今度は俺の首元に柔造は唇を這わせた。

「坊・・・」

「な・・・にっ?」

「そんなヤラシイ顔せんとってください」

「はっ?!何言うてん?!」

「止まらなくなったらどないしてくれますんや?」

「そんなん知らんしっ!」

柔造が首元に唇を当てキスをする。
瞬間ちくりと痛んだ。

「あっ!!アカンっ!」

「何がです?」

「首・・・っ」

「何があきませんのん?」

「跡・・・付けんとって・・・」

「なんでですか?」

「やって・・・首は見える・・・・」

「せやったら尚更付けなあきませんやろ?」

「っ!!なんでっ!」

「坊は俺の言う印」

「そないなもん付けんかてええやろっ!」

「悪い虫が寄ってこないようにしとかなあきませんから」

「虫なんか寄ってこぉへんっ!」

「坊は何にも分かってはらへんから・・・・」

そう言うとまた首元をちゅと吸い上げられた。

「っ!!!」

「柔造は心配で心配で堪らんのです」

首筋から唇をゆっくりと這わせ、鎖骨を舐め上げられる。

その間にシャツをするりと捲り上げられ、ゆるりゆるりと柔造の手が俺の体を撫で上げていく。
柔造の手や唇が触れる度に、その部分が熱を持ち熱くなる。
ただ触れているだけだと言うのに、何故こんなにもゾクゾクとするのか。

ビクリと震える体。
声が零れそうになるからぎゅっと唇を閉じた。

「そんな硬うならんとってください」

ちゅっと合わせられた唇。
そして徐にスエットの上から俺の自身を撫で上げられた。

「ひっ!!!!」

それから柔らかく揉むようにそれを弄られる。

「あっ・・・・・」

ぞわりと体中を何かが駆け抜けた。

またぎゅっと柔造のシャツを掴み、ぐっと唇を噛み締めると、そんな俺の頬に啄ばむように何度もちゅっと優しくキスが落とされた。

「坊、そんな力んどったら、気持ちええもんも気持ち良くなれませんえ?」

「っ・・・せやかてっ・・・」

口を開いた瞬間にまたぎゅっと優しく握りこまれる。

「ひぁっ・・・!!!」

ゆっくりとスエットの上から上下に擦り上げられ、どくりと脈打ち始める。

「力抜いてください」

「あっ・・・や・・・っ・・・」

「大丈夫です。そんな酷い事しようなんて言ってるんやないですから」

そう優しく耳元で囁きながら、今度はスエットの中に手を忍ばせ直に掴まれた。

「っ!!!!!!」

びくんと跳ね上がる体。
そのまま擦り上げられ、今まで感じた事のない未知の感覚が襲い掛かった。

(やっぱり・・・・怖いっ!!!)

「やっ・・・・」

「坊・・・」

ゆっくりと柔造の手が動く度に頭の奥がくらりとする。
体中の神経がビクリビクリと震える。

「ふっ・・・・」

息が上手く出来へん。
体が熱い。
下半身が熱い。
体中の血液がそこに集まっていく感じがする。

頭がおかしくなりそうや。

「あっ・・・・あっ・・・」

これ・・・擦り続けるとどうなるんや?

「坊、どんどん硬くなってきましたえ」

「んっ・・・」

どくりどくりと自身が熱く疼く。

「坊・・・かいらしいです・・・」

「やっ・・・あかっ・・・」

スエットをずらされ、中から自身を外に取り出される。
先端を指の腹でぐりと弄られ、耐え切れず体が跳ね上がった。

「うぁっ・・・」

ああ、どうしよう、どうしよう。
頭が真っ白になる。

「んぅっ・・・あっ・・・」

休むことなく上下に擦られ頭がおかしくなりそうや。
変な声が出る。
ドクドクドクドクと疼く。

「あっ・・・あっ・・・」

どうしよう!やっぱり怖い!!

グイと、柔造の首を腕で必死になって抱き締めた。
体が震える。
これ以上擦ったらどうなるんや?
この震えは止まるのか?
このゾクゾクするような感覚は何処に行くんや?

「坊?」

「じゅ・・・ぞっ・・・!!」

「どないしました?」

「こわ・・・いっ・・・」

「え・・・?」

「ゾクゾクするっ・・・」

「坊?」

「頭おかしなるっ・・・」

また柔造がぎゅっと俺のを握り、擦り上げた。

「あああっ・・・・いややぁっ・・・」

「いや・・・ですか?」

「あ・・・ちゃうっ・・・あっ・・・」

「坊・・・」

ぐちゅぐちゅと音を立てて柔造が俺のを手早く扱き出した。

「うんぅっ・・・あっ・・んっ・・・」

「坊?気持ちええですか?ねぇ・・・こないにいっぱい汁が零れてきましたえ?」

「っ・・・もっ・・・わから・・・っ・・」

ああ、もう嫌やっ!!
怖いっ!!
何かがゾクリゾクリと押し寄せてくる。

柔造の手の動きがどんどん早くなる。
ぐちゅぐちゅと言う音と、響く俺の変な声と、柔造が耳元で低く呼ぶ俺の名。

柔造の手の中でドクドクドクドクと俺自身が膨れ上がっていく。

「あっ・・・やっ・・・」

「坊?もうイきそうですか?」

「あ・・んぅ・・も・・ぁっ・・・」

「ええですよ。俺の手の中にいっぱい出して」

早まる手の動きに合わせて、知らずに知らずに腰も一緒に動き出す。

ああ、もう苦しいっ!!
早く・・・早くっ!!

「あっ・・・もっ・・・イかせ・・・てっ・・・」

「はい・・・」

激しく上下に扱き上げられ、先端をぐりぐりと親指で押さえられると、その瞬間に俺の欲は柔造の手の平いっぱいに溢れ出た。



「ああっ・・・あっ・・・ん・・・・」

頭の中が真っ白になる。
体が震えて止まらない。
ぶるぶると震える体を押さえるために柔造を強く抱き締めた。
柔造の手が俺の頭を優しく撫でる。

「ようさん出ましたよ・・・坊」

「んぅっ・・じゅ・・・ぞっ・・・」

「坊・・・ホンマかいらしい・・・思ってたよりずっと・・ずっと」

「じゅうぞっ・・・」

人が触るとこんな事になるのか?
まだ心臓が激しく脈打ってる。

どうしよう・・・・。
この後はどうしたらええのん?

「坊?」

ぎゅうと抱き締めて離れない俺を不思議に思ったのか、柔造が耳元で俺の名を呼ぶ。

どうしよう。体がなんだかおかしくて腕が離されへん。
上半身は力み過ぎて体が硬直してるのに、下半身は気だるくて力が抜けていく。

「坊?どないしました?」

「うっ・・・」

アカンなんや泣けてきた。

「うっ・・・」

「え?坊?泣いてはる?え?ちょ・・・」

「っ・・うっ・・・」

「え???坊?!」

柔造が慌てて体を引き離そうとするけれど、俺は腕を放すことは出来なかった。





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