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小説(オリジナル)
そんないつもの朝【茶ピンク&水茶】


「くにー!!」

「お、桃士郎じゃないか。今日もかわいいなー。」


笑顔で後ろから邦幸に抱きついた桃士郎は、邦幸に笑顔で頭を撫でられて嬉しそうに「にひひ」と笑った。

「くには今日もかっこいいな!」

「全くかわいいな、お前は!そんなにかわいいと襲っちゃうぞ。」

「くにならかっこいいから別にいいよー!」

「・・・っこの天然タラシめー!そんなかわいいことをいう子にお仕置きだ!」


邦幸はそういって桃士郎の脇をくすぐった。
桃士郎は死にそうなくらい笑いながら「ごめんごめん」と言って邦幸を止める。


そして、そんなラブラブモード全開の二人を苦笑いと冷たい目で見つめるのが海と淦だった。

「うわぁ・・・朝からこれはきついね・・・。」

「・・・兄貴もじゃれあいが過ぎるんだよ。ふつーに接しろっての。」

「あれでただの友達・・・って言うから困るよね・・・。」


邦幸と桃士郎は付き合ってはいない。
ただ、ノリが二人とも良すぎるせいか、これじゃ完璧なバカップルだ。
そんな二人にため息をついた海は、冷たい目で二人を見ている淦に「遅れるから学校に向かおう。・・・二人はいつものことだし。」と苦笑しながら言った。
淦は頷き、海と学校に向かった。
後ろでは、まだラブラブな二人がキャッキャウフフしていた。



――――――――乙矢高校校門―――――――


「あと5分か・・・意外と間に合ったね。」

「余裕はあったほうがいいからこんなもんでしょ。」
そういって淦は校内に足を踏み入れてから振り返って「いってきます」と言った。
海はにっこりと微笑んで「行ってらっしゃい」と軽く手を振った。


その後、海は無事3分前に大学につき、5分遅刻して入ってくる邦幸を「やっぱりね。」と苦笑しながら見ていた。

(この様子じゃ桃士郎もまた遅刻かな?)

海はそんなことを考えながらため息をついた。



そんないつもの朝。







End

あとがき


この時はまだ邦幸と桃士郎は付き合ってません。
ただラブラブなだけです。・・・付き合ってもラブラブですがwwwwww←

海と淦は付き合っててもいいかな・・・と思います。
でもさっぱりとした付き合い方というか、付き合ってるような感じを出さないというか・・・。
そんな感じだといいな、とう所です。

ここまで読んで下さった皆様、本当にありがとうございました!

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あきゅろす。
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