くれなきゃ
「とりっくおあとりーとっ!」
「また来たのか、貴様は。」
「え、何その冷たい態度。不機嫌?」
「煩い黙れ。」
「え、マジで不機嫌?ねぇねぇセブたん!」
眉間にありえないくらいの皺をよせ、睨み付けるスネイプにニヤニヤと笑いながら話しかけるレンって・・・勇者にもほどがあるでしょ?!
「あ、わかった!あれでしょ、シリウスにやられたんだ!」
「貴様の口は黙らんのか!」
「え?無理でしょ。」
あああレン!怖い、遠くで見ててもスネイプ怖いっ!
僕震えてきちゃったよ・・・!
「で、セブたん。お菓子くれるの?くれないの?あ、いたずら希望?!」
「・・・菓子だ、受け取れ。」
ブチィッ!って音聞こえた・・・っ!この距離にいる僕も聞こえた・・・っ!
「あ、投げるなんて反則ううううう!」
「・・・フンッ。」
全力でお菓子の袋を投げたスネイプに、それを全力で追うレン・・・。
だいぶ離れたところでキャッチできたのか、レンが笑顔でスネイプに手を振っているけど・・・、そんなレンになんて構うことなく、投げ終わった瞬間に反対方向に歩き出したスネイプには見えてないよ・・・。
今日はどちらに遭遇しても僕、ヤバいきがする・・・っ!
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