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「レン、シリウス!おめでとう!」

「レン!ホント綺麗よ!」

「二人とも幸せになってね!」



緑の広がる丘の上にある、小さな教会。
そこで今日、レンとシリウスの結婚式が行われている。
ルーピン先生をはじめ、ダンブルドア先生にマクゴナガル先生。ロンにハーマイオニーに、それに二人や父さんたちの昔の仲間だったって人たちなんかも沢山来ていて、皆に祝福されている。
レンが来ないかも、なんて心配してたスネイプだって一番後ろで見てる。
式が始まってから気付いたのか、レンは前を向いて笑ってた。




誓いのキスをしてお互いの顔が離れた時、二人の顔は悪戯を思いついた子供みたいな顔をしていて・・・。

「ここでしちゃう?」
「しちゃうか!」

なにを・・・?なんて思っていたらシリウスがウェディングドレス姿のレンをお姫様抱っこした。



「わたくし、レンはシリウスと結婚して幸せになります!」

大きな声で皆に言ったレンの顔は笑顔で。
皆もそんなレンの言葉に拍手を贈る。


「そしても一つ。皆に言いたいことがあるの・・・・・・・・・あたし、」

スウゥと息を吸い込み、思い切り吐きだしたレンの言葉に皆驚いた。



「只今3カ月!来年ママになりまっす!可愛いベイビーちゃんを期待しててちょ★」


ホントこの二人は・・・。
悪戯が成功したかの様に、皆の顔を見て笑ってるや。



「ダブルでおめでとうレン!」

「さすがシリウスだね!」

「リーマスお前さすがってどういう意味だ!」


「レン、シリウス、おめでとう・・・!
































って所で僕目が覚めたんだけど。これ、現実になりそう?」


「・・・・・・うげぇ。」
「・・・・・・ハリー・・・お前・・・。」


お互いの顔を見合わせてないないという二人。


「今食べたものが出てきそう・・・あたし・・・。」
「俺なんて今日は悪夢だ・・・。」

だけど僕は、いつかこの夢が夢じゃなくなるんじゃないかなって思うんだ。


「あら、あたしが夢の中に出てきたら出演料頂戴ね!」
「じゃあ俺はお前に慰謝料でも払って貰いてぇな!」


・・・・・・まあ僕の願いなんだけど。


「それあたしの台詞でしょーが!夢の中で襲われてたらどうしよー?!きゃーッ!出演料だけじゃ足んないわよホント!」
「安心しろ。地球が滅んでもそれだけはない。俺はそんな間違い起こさない。」


だってこの二人、結構相性いいと思うんだけど・・・な?


「シリウスのバアアァァァーカッ!!」
「誰がバカだ!誰がッ!テメッ・・・待ちやがれ、レン!!」


・・・照れてるのかな?
やっぱり僕にはよくわかんないや。
ホグワーツに戻ったらルーピン先生に聞いてみよっと。



(もしも、)



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