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オレの秘書さん番外編



ピンク色の煙が晴れるのをドキドキしながら待っていると、現れたのは…





『何これ…』


声は○○とあまり変わらない。

…けど、明らかに様子が違うのは…。



『ねぇ、そこのツンツン頭のお前!一体ここは何処?』


品の良いセレブのお坊ちゃんといった井出たちで偉そ…ゲフン、凛とした少年…いや、少女は…




「君は…○○?」


『人に名前を聞くなら先に名乗るのが礼儀じゃないの?』



「てめぇ!10代目に向かってなんて口を!」


状況が呑み込めたのか呑み込めてないのか、目の前に現れた5歳くらい?の○○に掴みかかろうとする隼人を手で制止した。



間違いなくバズーカの故障で若い○○と入れ替わったと分かるし、その持ち主のランボはどこぞへ逃げてしまっている。

故障してしまったとなると、こちらの○○がいつ戻ってくるかも分からないから暫くこの○○に付き合うしかない…そう判断した。



口を引き結び不安を悟られまいと大きな瞳で睨むように見上げる少女に、クスッっと笑って彼女の前に進み出た。








「オレはボンゴレ10代目の沢田綱吉。君は○○さんだね?」


『そうだけど…あなたがドンボンゴレ?…そんな偉い人が一体何の用なの?』




「ん…君の父上から君を預かって欲しいって言われたんだよ」



「十代目な…むぐ」


オレの言葉に横やりを入れようとした隼人を黙らせ、ウソをついた。




『…ふ〜ん、まあいいや。退屈してたし僕と遊んでくれる?』


「え?」



『僕の子守りを頼まれたんでしょ?仕方ないから遊んであげる』




こんな幼い子どもの口から出た言葉にあっけにとられて言葉を失っていると、きゅうぅと小さな怪獣が鳴いた。




「プッ…遊ぶのは昼食食べてからだな」


『そ、そうだね!小腹がすいたし』


お腹を押さえてオレに背を向けた○○に必死で笑いをこらえ、今頃こっちの○○はどうしてるかな…今頃実家で慌てふためいているかも…とか考えつつ、幼い○○と隼人と昼食へと向かった。



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あきゅろす。
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