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俺の秘書は彼女さん
ミスは蜜の味?

午前の会議から戻られたボスが少し浮かない顔をしておられました。


会議は部内の会議でしたが、内部の事だからこそ何か問題があって悩まれているのでしょうか…。




『お疲れさまでした』


「有難う…」

コーヒーをお出しすると、私の方をじぃっと見られてまたコーヒーに視線を戻されました。


何か我慢されているようなそんな風に感じた私は思いきってボスに聞いてみることにしました。



『ボス…どうかされましたか?』


「あぁ、実はさ…書類の日付が間違っててね?」


言いにくそうなボスとは反対に私はビックリして立ち上がりました。


『私が作った文書ですね!?申し訳ありません!』


何と言うことでしょう…
私のミスでボスを困らせてしまうなんて!

90度以上身体を折って謝った私の方に慌てたように近づいたボスがしゃがみ込んで私を見上げられました。


「大丈夫だよ内部文書だしちゃんと訂正しておいたから。でも、今度から○○もミスしないようにちょっとお灸を据えておこうかな…」


『始末書書きます!』

ボスの言わんとしていることを察知した私は身体を起こして早速机に向かおうとするところで手を引かれた。



「デスクワークじゃなくて、肩揉みと膝枕で耳掃除と1日デートで許すから」



ミスは蜜の味?



(えぇっと……お仕事でのミスですし、お仕事でお返したいんですけど…)

(○○にそうしてもらえたらオレの仕事が凄く早く終わるんだけど…ダメ?)

(わ、分かりました。(日付間違いでこれだと、もっと酷いミスしたら…))



'10/12/15up

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あきゅろす。
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