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俺の秘書は彼女さん
彼氏兼上司


お仕事中だとは分かっていても、何だか落ち着かないんです。

理由はか、か、か、彼氏兼上司と一緒だから。


今でも私なんかと付き合って下さってるのが不思議で…


真剣な眼差しで書類を見つめる琥珀色の瞳。
女性の私でさえ羨ましい長い睫毛。
薄くて形のよい唇。
何をしても絵になってしまう仕草。
巨大マフィアのボスとは思えない物腰のやわ「そんなに見つめられると仕事放棄したくなっちゃうんだけど…」


『あっ、す、すみません!』

あわわわ!思わず見と「見とれてた?」


『……はい…』

バレバレで恥ずかしすぎます!
顔は真っ赤ですし、仕事そっちのけで見てたなんて公私混同するなって怒られてしまいます…。



「○○に見つめられると仕事にならなくなっちゃうんだよね…」


『ごめんなさい!ちゃんと仕事に集中します!』

ボスの仕事の邪魔をしたなんて!
ショックを受けつつ仕事を再開させようとすると、キィと音を立てて席を立ち私の方へと歩いてみえるボス。




「そうじゃなくて、別のこと考えちゃってさ」

別のことって何だろうとボスを見上げるとつぃとボスの指が私の唇をなぞった。


「キスとかしたくなる」

『か、からかわないでくださいっ!』


ばしーんと腕を叩くとすごく痛そうな顔のボス。


『あ!ご、ごめんなさい。驚いて、つい叩いてしまいました…痛かったですか…』


「かなり…。でもキスしてくれたら治ると思う」


『な、治りませんからっ!』


顔を近づけてきたボスにもう一度同じ所を叩いてしまった私なのでした…。



彼氏兼上司



リ(オイ獄寺…あいつらを一回殴って来い(黒))

獄(むむむ無理っす!)

山(ハハッ、バカップルなのな〜)

雲(……覗いてないで仕事しなよ)


'10.11.11up

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あきゅろす。
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