オレの秘書さん
ケース2 山本武
今日はボスが午前中外の任務のため、代わりに山本さんが執務の代行をして下さっています。
山本さんはボスの中学からのご友人ですし、ボスのご結婚のことについて何か知っておられるかもしれない…。
出来るだけ遠まわしに聞いてみましょう!
『山本さん、最近ボスの良い話を聞かれませんでしたか?』
「ん?…あぁ、この頃仕事が楽しいって言ってたのな」
仕事が楽しいのが良い話って…山本さんはもしかして天然さんでしょうか…。
『他には何か聞いていらっしゃいませんか?』
「いや…別に。そういえば、獄寺がツナに好きな人が出来たとか言ってたな…」
これはきっと間違いないですね!
よし、カマをかけてみましょう!
『近々ご結婚されるんでしょうか?』
「結婚!?ツナがか?オレも聞いてないぜ?そうか、ツナが結婚か!」
あ、あれ?聞いてらっしゃらない!?
『あ、えと、これは確実な話では無くて、山本さんもご存知でないなら未だそうと決まったワケでは…』
親友なのに、私から結婚の話を聞いたとなればきっと山本さんも気分を害されるに違いありません。
何とか誤魔化そうとしていると、執務室の扉が開いてボスが入っていらっしゃいました。
「ただいま○○。山本も代行ありがとね」
ニッコリと微笑むボスに、山本さんも更にニッコリとされました。
あぁ嫌な予感。
「ツナ、結婚するって本当か?」
「え?……未だしないけど?」
何故でしょうか、ボスから冷気が出ている気がします…。
それに、未だってことは未だ知られてはいけない極秘な事に違いありません。
『あの!山本さん、この書類一緒に別室まで運んで下さい!』
「おう、いいぜ!」
相談2 山本武の場合
(山本さん、未だ秘密にしておかないとダメなんですよ!)
(ははっ、そうなのか?未だ言っちゃいけなかったのな〜)
(その未だじゃないんですけど!!…天然2人で収集つかない…)←こっそり付いてきた人
'10.8.11up
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