[携帯モード] [URL送信]

天使達の舞台裏
Y・月の残り香収録後


沖田(以下・沖)「ザキ…お前それ、何抱えてんだ?」

山崎(以下・山)「……………」

桂「…それは…、いつぞやの羽根の生えた奴らに似ているが…」

高杉(以下・高)「……………」

沖「…黙ってねェで、見せてみろ」

山「…盗っちゃダメですからね(キッ)」

高「……………」



銀時(以下・銀)「どーもぉ!ってオイ、ジミーくん、何抱えてんの?」

土方(以下・土)「…何だソレ…」

沖「あ、旦那。毎度毎度時間通りに来ねェで、何やってんですかィ、旦那は」

桂「銀時、十四郎殿。いや、退殿がな、アレを抱えたまま黙っておってな」

高「…退、誰も盗りゃしねぇから、つか、ソレ、アレだろ?」

銀「何よ、晋ちゃん、知ってんの?」

土「知ってるも何も、アレだろ?」

銀「…まさかとは思うけど…」

沖「ザキ、いいから見せてみろってんだ」

山「…俺んですからね。ダメですからね。イジメちゃダメなんですからね!」

高「誰もイジメたりしねぇよ。お前がそれじゃ、話がはじまんねぇだろうが…」

山「…じゃ、見てもいいですけど…」



桂「!!っソレは、アレかっ!!」

沖「…仔ベル?……」

土「…やっぱり…」

銀「しっかり居たんかよ…」

山「独りぼっちで可哀相じゃないですかっ!横暴なベル様も、ちっちゃい時は可愛かったんですからねっ!」

高「……………」

沖「仔ベルって言やァ、アレだろ?ヌシ様がかき混ぜてる時、呪詛吐いて出来たヤツだろ?」

山「…何で知ってるんですか…」

桂「…何故だ、しょご君…」

沖「!!!」

銀「ふははははっ!傑作じゃね?晋ちゃん、お前呪詛吐かれて、あんな役になったんだな!」

高「う、煩せぇよっ!」

山「ちなみに、旦那はアレですからね、ヌシ様、くしゃみしちゃって出来たんですからね、あの役。沖田隊長はさしずめ、アノ時アノ本でも見たんでしょうよ(ケッ)」

沖「!!ザキッ!てめぇ、後で覚えとけよっ!!(焦)」

土「くしゃみかよっ!ぴったりだな、銀(笑)」

山「…副長も、人のこと笑えませんからね」

土「……………」

桂「…おいおい、退殿?今日はどうした?」

高「…アレだろ?お前、自分の書いたシナリオで、凹んでんだろ?ったく、しょーもねぇヤツだな…」



銀「言わせて貰えばな、何で俺、アソコで堕ちちゃうんだよ」

土「…いや、それは最初から決まってた事だろうがよ。つか言わせて貰えばだな、アソコでコイツと勝負するんなら、なんで手加減されなきゃなんねェんだ?」

沖「…いや、土方サン、そいつも最初から決まってやしたよ。つか、旦那の腕の方がアンタより上でさァ。それより、言わせて貰えば、何で俺がアソコで吹っ飛ばされなきゃなんねェんですかィ?」

高「…いや、アソコは坊っちゃんが吹っ飛ばされるからドラマだろうが。それより、一体俺はどうなったんだぁ?」

桂「…いや、晋助、貴様の出番はアソコで終わりだ。それより、俺はしょご君を探せたのか?ん?あれではわからんではないかっ!」

山「……………」

仔ベルゼブブ(以下・仔ベル)「…続き、あるよ?」

沖「!!しゃ、喋ったっ!」

桂「おおっ!今の晋助からは想像出来ぬ可愛いらしさではないかっ!」

沖「……………」

桂「!しょご君っ!そんな目で見んでも、しょご君が一番可愛いに決まっておるではないか(デレッ)」

銀「ヅラ…おめぇ、この連載終わったら、また敵同士ってわかってんのか?大丈夫かよ、簡単に捕まっちまうんじゃねぇの?」

高「ヅラなら、有り得るな(フッ)」

銀「晋ちゃん、おめぇもなんだけどよ…」

桂「無粋な事を言うでないぞ、銀時っ!敵だろうが、味方だろうが、可愛いものは可愛いのだ、仕方なかろう?貴様とて、元攘夷ではないか。それが真選組の、しかも副長とデキておるのだから、俺がしょご君を好きでも構わんだろうがっ」

沖「…俺も…小太郎さんが…好きでさァ」

土「……………(大丈夫か?総悟…)」

銀「…んまあ、いいや。お前ら捕まるなり、まぐわうなり、勝手にしろよっ!それより俺が気になるのは、だっ!十四郎っ!おめぇ、前回は晋ちゃんが不憫でならねぇって号泣してたけどよ、愛する俺が居なくなって、こう、なんつーか……」

土「…何だ?」

銀「何だじゃなくてよ?その…あー、こう…」

仔ベル「…泣いてないね」

銀「!!!ちょっ、お前がそれ言う?言っちゃう?」

土「………(ニヤリッ)」

銀「はっ?!今ニヤリってしなかったお前?何、それ何?いいの?銀さんあのまんまでお前、それでいいの?」

高「…銀時、お前またシナリオ読んでねぇんだろ…」

仔ベル「…ぎんと、とーしろが言ってたとーりだな、エロは」

銀「…おいおいおいっやっぱコイツ、可愛くねーじゃん。晋ちゃんじゃん。俺のどこがエロだか言ってみろ、コノヤロー!」

沖「…旦那からエロ取ったら、何も残りませんゼ?」

桂「それもそうだな」

土「………(微妙…)」



山「…可愛いです…」

銀「…へっ?…」

山「この仔は可愛いんですっ!」

高「…あー、退?ソレな?デッカクなると俺なんだが…」

山「そーですけど、この仔は可愛いんですっ!!」

土「…晋助…。俺ァ思うんだが…」

桂「…(この仔はって言った、この仔「は」って)…」

土「…思うんだがよ……」

沖「…(言っちゃいけねェです、土方さん)…」

高「…何だ、副長さん?(イラッ)」

土「…いや、その、な?」

仔ベル「退は俺はすきだけど、タカスギはすきじゃないって」

銀「…(ああああっっ)……」

高「!!!んだとコラッ!可愛いからってナメた事言ってんじゃねぇっ!退は俺のモンだ、おめぇは離れろっ!」

仔ベル「いやだもん。退やさしいから、俺すきだもん」

高「!!!ぶっぶっ!!」

銀「…やっぱりそう来るわけ?(小声)」

高「!!全部、ぶっ壊してやるぅぅぅっっっ!!!」


ー 終幕 ー


・・・・・・・・・

仔ベルはやっぱり仔ベルでした…。ベル様、幼少の自分にヤキモチ大魔王…

※呪詛、くしゃみのくだりはmode Angelの『How to make an angel』に書いています(^^)





[*BACK][NEXT#]
[戻る]


あきゅろす。
無料HPエムペ!