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天使達の舞台裏
X・Je suis prêt収録後


銀時(以下・銀)「ん?えっ?なっ、なんで?!」

高杉(以下・高)「おぅ、来たか遅刻魔め。…誤解すんじゃねぇぞ?(溜息)」

土方(以下・土)「…うっ…うっっ…(ぐすっ)」

銀「いやいやいや、晋ちゃん、俺の十四郎に何してんだよ、離れろ!今すぐ離れろ!」

山崎(以下・山)「旦那!違うんですよ、そーゆーんじゃないんです、落ち着いて!」

銀「落ち着いてられっか!何で晋ちゃんが俺の十四郎の手を握ってんだよ、オィ!」


桂「…良く見ろ、銀時。逆だろ、逆だ」

沖田(以下・沖)「そうでさァ。土方さんが晋助さんの手ェ握ってやすゼ」

銀「!!!まままっ、まさか!!おい、十四郎?まさかおめぇ、こここっ…」

高「だぁかぁらぁ!!誤解すんじゃねぇって言ったろうがよ!」

銀「心変わりなんてっ!!銀さん許しませんよ!!お願い十四郎、俺を捨てないでぇぇぇ(号泣)」

沖「…聞いてねぇし……」

桂「…まあ、気持ちはわからんでもないが」

沖「えっ??」

桂「俺の大事なしょご君が、他の男の手を握り涙していたら、俺とて…俺とて…!!」

沖「!!!小太郎さんっ!!(真っ赤)」

桂「しょご君っ!!(抱)」


山「……あー、はいはい(苦笑)」

銀「どーじろぉぉぉ!!お願い!今すぐソイツから離れて!こいつはすんごい悪いヤツだからね!駄目っ!お願いっ!!」

高「…あのなぁ…(呆)聞けよ!銀時!そんなんじゃねぇって!俺は退狙いだっつーの!」

山「…(マジでか)……」

銀「何!この可愛い十四郎を袖にして、ジミー?おめぇは俺から十四郎を奪っといて、捨てんのかよ!!あああ、戻っておいで十四郎、ほら、銀さんの胸の中に!!」

高「…あほか……」

土「……ェ…」

銀「えっ??何何??」

土「……るせェ…グスッ」


銀「!!!うるさいの??そんなに嫌いになっちゃったの??(蒼白)」

沖「だから、誤解です、旦那。土方さんはね、晋助さんっつーより、ベル様の生いたちで泣いてるだけでさァ」

桂「あれは確かに不憫だったな」

山「そうですよね。どんなに絶望したでしょうね」

高「…人ごとみてぇに言ってるがな、お前の脚本だよな、退?(微笑み)」

山「あっっっ、あのっそのっあれは……」

高「いいさ、俺ならやれるって意味だろうが」

山「も、も、も、勿論ですぅ、ベル様!!(敬礼)」


土「…ぐすっ、テメェはよォ…一人だったんだよなァ、ずびっ…しかもよ、俺みてェなヤツの為によォ…ぐすっ……」

高「いや、だからよぉ、あれはあれでイイじゃねぇか。つかおめぇの為っつーか、ミカエルの為だしよぉ(何とかしてくれ!)」

土「だからだ!俺の為じゃねェか!!ぐしっ」

銀「……あのぉ……十四郎くん?(怖々)」

土「ぎんっ!テメェもテメェだ!!ふぇーんっ」

銀「えっ!?えっ!?」


桂「要するにだ。貴様も生いたちを知りつつ黙っていただろうが」

沖「で、一人で悩んだ挙句、置いてかれたミカエルさんは、そりゃ自分を責めますねィ」

銀「ちょっ、おかしくね?前回の舞台裏ではよ、コイツ『芝居にヤキモチなんざ妬くか』とか言ってなかった??」

山「…わかってないですね、旦那。副長は繊細なんですよ」

銀「…そりゃ、俺だってわかってっけど…(絶句)」


土「ぐすっ俺が…生まれてきたのが…間違いだったんだよな…晋助ェェェ、悪かった!俺が悪かった!!うぇーん」

銀「…………いや、違ぇだろうがよ、十四郎(小声)」

沖「はぁ〜こうなると、始末におえねェな、土方さんは」

山「旦那。お任せしますんで、ちょっと副長とあっちでゆっくりしててくださいよ」

桂「そうだな、話が進まん」

銀「話が進まんだとぉぉぉ!主人公なしで、このコーナー進めるつもりかよ!」

高「…代わりが来てるからな。とりあえず、連れてけ。おい、副長さんよぉ。俺ぁ責めてねぇし、それなりに楽しんでるから。な?銀時とちょっと休んでろ、な?」

土「じゅるっ、わかった……ぎん〜〜!!」

銀「(ホッ)やっとこっち向いてくれた。はいはい、銀さんですよぉ、ほら、鼻かんでぇ、ビビらせんじゃねぇよ、全くおめぇは……(嬉)」

土「…だって、あれじゃあんまりじゃねェか…(うるうる)」

銀「…そうだな。うん、全くだ(困)」


   *****
 
 
沖「…で、代わりって……コレ…ですかィ(驚)」

桂「……本物か?」

高「…………」

山「はい!可愛いでしょう?」


仔ルシフェル(以下・仔ルシ)「おれたちに何のようだ、おとな!」

沖「…大人じゃねェ、俺ァ沖田っつーんだ」

桂「俺は桂だ」

高「…高杉だ」

山「そして俺が山崎ですよ(ニコッ)」

仔ミカエル(以下・仔ミカ)「…………(じぃーっ)」

仔ルシ「おれはぎん。こっちはとーしろだ」

高「くそいまいましい程、銀時に似てんなぁ、お前」

仔ルシ「またか!ここにもいんのか?エロ」

仔ミカ「いんの?」

山「!!!喋った(超可愛い!)」

仔ルシ「で、なんだよおまえら。おれたち忙しいんだ」

沖「…忙しいって、何してんですかィ?」

仔ミカ「あの、えっと…」

仔ルシ「いーんだよ、とーしろは無理してしゃべんなくて。おれが守るから!」

仔ミカ「うん!ぎん、大好き!」

仔ルシ「おれも!おれも!とーしろが大好き!」

沖「…スルーですかィ…」

桂「………よくわからんのだが、エロとは誰だ?」

仔ルシ「おとなのおれだ!いないのか?」

高「…銀時のことか?つか、お前…大人のおれって…(笑)」

沖「プククッ確かに旦那はエロですがねィ」

仔ミカ「…あ、おまえ、おっきくなった退おどしてうすい本みてたろ、書庫で」

沖「!!!ばっ!お前何いってんだ!(仔ミカの口押さえる)」

仔ミカ「!!!ん〜!!(ぎん!ぎん!)」


桂「…しょご君?」

沖「な、なっなんでもありやせん!」

桂「しょご君?」

沖「ち、ちがいやすからっ!(黙れ!→仔ミカへ)」

仔ルシ「とーしろから手をはなせ!!とーしろに触っていいのはおれだけだ!」

山「……どの世界の旦那も言うことは同じなんですね(苦笑)」

仔ミカ「ふえーん!ぎん、怖かったよぉー(泣)」

高「……(こっちも泣きやがった)……」

仔ルシ「とーしろ?大丈夫だよ?おれがいるからね」

仔ミカ「ぎん〜!ぎん…大好き」

仔ルシ「おれも!おれも!とーしろが大好き!」


高「…つうかな、この無限ループ、どうすんだ(脱力)」

山「………」

桂「…しょご君は、あれか?そのー」

沖「っちがいやす!」

桂「いやいや、まだ何も言っておらんのだが」

沖「こ、小太郎さん!(がばっ)」

桂「んー!んー!!!」


山「………あっ」

高「ほっとけ。はあーなんなんだよ、今回は。銀時と副長さんはどうなったんだ?」

山「ちょっと見てきます」

高「ああ、俺ぁ疲れた……ったくどいつもこいつもよぉ…」


   *****


銀「うんうん、わかるよ、十四郎。でもね、これはお話だから。銀さんずっとおめぇと一緒だしよ?なっ、晋ちゃんもわかってるし大丈夫だよ?つかな、いっくらなんでも他の男の手ぇ握って泣いちゃダメだろ?銀さんハラハラしちゃったよ?」

山「…(どうやら落ち着いてきたのかな)…」

土「えぐっ、うん…も、泣かない…ぐしっ、ごめ、ぎん。……でもな、でもな。俺こーゆーの弱くてな」

銀「わかってっから。そーゆーのもぜぇーんぶ」

山「…(良かった良かった)…」

土「これで…最後にすっから…ぐすっ」

銀「うん、いいよ。全部吐き出しちまえ。受け止めてやっから」

土「ずるっ…ほんとか…?」

銀「ほんと、ほんと」

土「…うん……………っペドロォォォォォ!!!(号泣)」

山「……あ……」

銀「…え………ってちげーだろーがよぉぉぉ!!!」

土「…あっ……」


ー終幕ー

・・・・・・・・・

なにかが違うよ、十四郎…




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