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月の残り香
あとがき
 お、終わりましたっ!ううう、長かったっ!最後までお付き合い下さった方、本当にありがとうございましたっ!!

 日記には何度も書いてたんですが、サクッと行くつもりだったんですよ、最初はね。
しかも、第1章を書いた後に、元ネタと微妙に話がズレてる事に気が付いたんです。
あれは結構焦りました。天使萌えは何年か前がピークだったんで、記憶が曖昧なまま書き始めちゃったんですよね〜(@_@;)

 気付いた時はもう、「浮雲」の梓さまに捧げてしまってまして…2章以降を書く前、集めてた天使悪魔関係の本を片っ端から広げて、どんな筋にするのか悩んだんです。(どうすれば、辻褄が合うか…)
 結果的には、私の天界、私の堕天話が書けたので満足なんですけどね。
 ほんとに、勢いだけで始まったんですよ、この話。
 
 天使の話で昔書いた時は、ガブリエルはもっと冷たい感じでした。冷酷ではないけれど、桂が演じた程、慈愛の要素が無く、意外とバッサリ善し悪しを決める感じだったかな。
 でもって、ルシファーはしっかり地獄にいる設定だったりしましたね(笑)
そこからミカエルを想う的な?…ん、その設定だと後悔銀さんっぽかったよね(^^)

 今回もそれで行こうと思ってましたが、書いてるうちにそこまで出来なくなっちゃいました。情けない話ですが、このルシフェル様、ものすごくミカエルを愛しちゃってるので、悪の権化に出来なくなってしまったんです…。
 と同時に、悩んだのは山土にするかどうかってとこでした。この主要6人はそれぞれ愛の形が違います。その中で、ラジエル山崎の愛は本当に献身的で、多分私は一番好きなんですね。というか理想ですね。本当に悩んだんですよ、真面目に。
 でも、悩んだ末に、やはり銀土でした。
極限の中で、「どうにもならないなら、愛するお前に殺されたい」と願うルシフェル銀さんと、「どんな罰を受けようが、二度と会えなくなろうが、殺せない」と思いながら斬るミカエル十四郎は、やっぱり互いしか見えないと思ったんです。
 
 一番書きたかったのは、5章ラストからエピローグまでのルシフェルとミカエルです。
そこに行き着くまでが長いですけど。
 ただ、天使達にそれぞれ銀/魂でのキャラを当て嵌めた事で、その周りにいる天使達の気持ちも追って行きたくなった。というのが長くなった理由かな。

 この人達は、多分これからも、なんやかやと出て来る予感がします。私にとって、はじめての長編ですし、やっぱり思い入れがありますから(*^_^*)
その際は、「おっ、羽根生えたヤツ、また出て来たな」とニンマリ笑っていただければ幸いです。

 本編の中で、明らかにしていない事が幾つかありますが、それは皆さんのご想像にお任せいたします。ネタノートの中では、そこまで書いてますが、それは秘密って事にしておきます。ふふふっ。

 最後に、トワイライトで会えた二人ですが、あの場所でのみ、二人は一緒に時間を過ごせます。ミカエル十四郎は激務をこなす天使ですから、始終一緒には居れませんが、きっと今度はミカエル十四郎が、トワイライトに「梔子の花」を持っていく事でしょう。
限られた場所と時間でしかありませんが、白い花とともに、二人が「幸せ」に満たされる事を願い、あとがきとさせていただきます。

 本当に、ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

2011.05.01




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あきゅろす。
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