緋色の姫君復讐記
3
「オレ山本武、よろしくな」
「はい」
ニッコリと笑いかけてやれば顔を紅く染めた。
あぁ、気持ち悪い。
貴方のような人間に好かれたって嬉しくなどありませんわ。
でも、此処は我慢しなきゃ。
野崎美緒に憎悪を抱かせるために、ね…。
にしても、人間って馬鹿ね
(司達は例外だけど)
特に、沢田綱吉。
たかが小娘の嘘一つ見抜けないだなんて…。
一世(プリーモ)が知ったら悲しみますわ。
まったく、リボーンは何を教えてるの？
こんなのが未来のボンゴレ十世(デーチモ)だなんて…堕ちたものね。
それにしても、この席は色々と都合がよさそう…。
山本武は野崎美緒のお気に入りみたいですし。
山本武に好かれたところで嬉しくもないけど、利用価値はありますわ。
計画変更♪
クラスで目立つ存在になって野崎美緒の反感を買う計画でしたけど、お気に入りに手を出したほうが簡単そうですわ。
あまり、気は乗りませんけど…。
山本武を私の物にしてしまいましょう。
そうすれば、簡単にいくかしら？
フフフッ
足掻き苦しんでね？
愚かな人間達…。
Nextおまけ、あとがき
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