二つの空を仰ぐ
2
暫く歩き、オレの家に着いた。
「お、ここがツナっちの家かい?」
「う、うん…」
「本当に…お邪魔しちゃってもいいんですか?」
「当たり前だよ」
やっぱりこの2人には慣れないんだけど…どうしよう…
悶々と考えながら皆に着いていくように家に入る。
「おっ邪魔っしまーす」
「梨舞、うるせぇんだよ!」
「獄っちの方がうるさいぞ!ねー、山もっちゃん」
「えっ?!あー、だな」
「テッテーン!2対1だぜフハハー!!」
………段々梨舞がうざく感じてきた……
それに比べて紅夏はビクビクしている。
かわい……じゃなくて、母さんはランボ達と買い物に行ってるらしく留守だった
「とりあえず、2人の部屋は……って何処行くの梨舞!」
階段を指差せば、その階段より真っ直ぐに廊下を進む梨舞。
「リビングだよ〜ん、紅夏チンも行くっしょ?」
「えっ!………えっと」
「えー?行かないのー?」
「ご、ごめんなさい。行きます」
「さっすが紅夏チ〜ン」
どうしよう、あの性格の梨舞には手がつけられない…
獄寺君も山本も、あのリボーンでさえそう思ってるらしく唖然とした。
その間に2人はリビングへと姿を消してしまった。
「十代目、追いましょう」
「うん!」
家の中だけどね。
そう心の中でツッコんだ。
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