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二つの空を仰ぐ
4



紅夏視点






「紅夏ちゃんの得意な事って何?」

「神崎さんって好きな服装とかある?」






只今…質問攻めにあってます…





誰か助けて!!!Help!!ヘルプだ!!←思考回路ブッ壊れ中


質疑応答ってこんなに大変だっけ?疲れるっけ?






その時、







スコーンッ!





良い音がなり、ジワジワと私の頭は痛みが増殖してくる。
まるで雲みたいだ←









「馬鹿紅夏。テンパる必要が何処にある」







目の前には梨舞。
近くには落ちた形跡があるカンペン。
そして、梨舞が持っているのは…


コ ン パ ス






あれ?私って腹黒キャラだよね?
何でヤラレなの?
いや、梨舞は天然腹黒だけど私は確信腹黒なんだよね?(裏事情)

そりゃあ天然もタチ悪いが確信だって強いよね?!





そう思った私に絶望の一言。












「ボクは腹黒なんかじゃない。ただ普通の人よりちょっと人をいたぶる事に快感してるだけだ。ただ人をイジメてパシリにしたいだけなんだよ」





いきなりドS宣言しちゃったよこの子!!










【ピンポーンパーンポーン】





いきなりの放送にクラスは静みかえる。







【神崎紅夏、今すぐ応接室に来て。来なきゃ君と沢田綱吉ともう一人の女子を咬み殺す】



【ピンポーンパーンポーン】





「「「「「…………」」」」」




クラスはやっぱり静かなまんまだ。











「紅夏…雲雀さんが呼んでるから早く逝き…行きなよ!」





ツナが言う。

ちなみにツナ曰く、『俺、学校ではダメツナだから』らしい…


ぶっちゃけめんどくさいのだろう…。
さっきだって『逝って』って聞こえたし





「雲雀って人はよっぽど歯が丈夫なんだね。ほら、逝って…行ってきなよ。(めんどいから)」

「副音声まで聞こえた!!」






しかも歯が丈夫って…
入らない時に天然出すなよー!






とりあえず私は応接室に向かった。





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あきゅろす。
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