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「柴田ー、あっついな」
「そんな時に海にいこうっつったのは誰。
しかもクラスで行ける奴だけ行こうとか言う大規模な計画」
「俺ぇー」
馬鹿か、俺は。
そう呟いて熱い暑い太陽とこんにちは。
チクショー寝転んでる時ぐらい特別扱いしてくれよ。
「柴田ー、お前何で俺んとこいるわけ?」
「なっちゃんとかいないから」
「…つか俺らしかいないからなー!」
はい、俺らしか集まりませんでした。
当然?分かってるから!
馬鹿なんだよ!俺!つか、マヌケなんだよ!
「・・・・・・・・・泳ごうよ」
「え」
バサリ、とパーカーを脱いだ柴田。
なんだ、ちゃんと女じゃん、そう言ってしまったのは失敗だったな。鉄拳食らったよ。
「柴田、お前結構泳ぐの上手いな」
「これさ、バタ足っていうの」
「っへー?俺泳げねーからそんなのわかんなかったよ!」
「え。あんた泳げないの!?」
なんで海行こうとしたのよっ!と怒る柴田。
だってさ、
「高校最後の夏、皆で楽しみたいじゃん?」
「・・・能天気なアンタが考えそうなことね、」
ふ、とさっきとは違う笑顔を見せる。
あぁ、なんていうかビーチマジック?
それともSサンの水着姿のせいか。
露出注意報発令中につき
(高校最後の夏だから、)(恋して青春!!)
***
泳げないのは蒼山です←
あれ、男の子の名前が出てきてないぞ!
長谷川です。
遅くなって申し訳ありません!
ご期待に添えない作品ですいません!!
090804