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Milky Way





満天の星空を見た時、隣にいるのが沢村ならと思った。
心を揺さぶられる出来事はいつもアイツと共有したいのだろうと思う。
考えると結局は会いたくなり帰りが一日早まった時は嬉しさで思わず鼓動が早くなった。
会いたいのはいつも俺で、俺がいない間沢村はどう過ごしているのか隠しカメラでも設置したい程だ。
少しでも俺に会いたいと思ってくれているか、俺がいなくて寂しいと思ってくれているか。

だから沢村の部屋には行かず、自分のマンションに帰った。
俺の部屋で俺を想っている事を願いながら。
アイツに関して、自分が情けない男なのは承知している。
だから沢村が俺の部屋にいるのを確認した時はまるで賭にでも勝ったように全て手に入れた気がした。

愛しくて愛しくてどうにかなりそうだ。
沢村がいれば夜空を埋め尽くす星でさえ砂糖菓子のように甘く感じてしまうだろう。

わかるか?沢村。全てはお前次第。

結局、俺はお前がいないと駄目なんだよ。




end

2010.5.5〜6.7
拍手お礼文P2



あきゅろす。
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