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シグナー一家
パロでネタ
当然のように龍亞がいますw
ジャック→遊星←アキ風味がある








朝6時…
いつも通り起床する遊星
別に早起きが好きなわけではない
だがこの家に料理を作る人がいないのだ
女のアキは俺の作る料理が好きとかなんとかで作ろうとはしない
無論ジャックもだ
唯一料理ができるのは遊星しかいない
いつも通りキッチンへ
続けて起きてくるのは龍可だった
「おはよう、遊星。私も手伝うよ」
「おはよう、助かる」
龍可はいつも俺の手伝いをしてくれる
私が作ろうか?と言われたこともあるが
さすがに子供にやらせるのは危険だと思って断ったものの、こうやって手伝いをしてくれる
「遊星は眠くないの?いつも遅くまで起きてるみたいだけど…」
「平気だ、サテライト暮らしでもう慣れている」
もっともサテライトのときは仲間同士順番に食事当番を決めていたため、今ほど忙しくはなかったがな
「じゃあなんでジャックは手伝わないの?」
「それは……」
「それは?」
言葉に詰まる
昔、サテライトにいたときによく言われた言葉だ

「俺のために、毎日三食飯を作ってくれ」

サテライト時代…遊星が当番のときだけジャックはアジト顔を出したそのことを思い出してしまい、無意識に顔が赤くなる
「…?顔赤いよ?大丈夫?」
龍可が顔をまじまじ見る
「い…いやなんでもない…」
子供に言えるわけがない…と心でそっと呟いた





朝7時
いい匂いがする、遊星が作る朝食だ
一階がリビングやキッチンになっていて、二階が寝室なのだがその匂いは二階にも伝わってきた
いつも通りベッドから降りて、タンクトップ姿で部屋を出るジャック
開けたら寝起き姿の十六夜アキがいた
「…なぜ貴様がいる…」
「しょうがないでしょ、あなたの部屋の前が私なんだから」
この二人の部屋は向かい同士だった
アキも朝食の匂いでいつも起きるため、二人はほぼ同時に起き、いつも出会す
「ふん、その目付き…気に入らんな。その目で俺の可愛い遊星を睨まないでくれよ?」
「あら…あなたのそのバカっ面を遊星に見せるほどのことじゃないわ」
二人の間に火花を散らす
いわば二人は犬猿の中だ
「貴様と話しているだけで時間の無駄だ、だいたいこの俺と遊星の中は…」
「アホらしい…それを聞く方が時間の無駄よ」
すたすたと階段を降りるアキ
「まだ話の途中だ!!それに俺より先に遊星に会うなああああ!!!」






朝7時半
「こら、龍亞!もう朝よ!」
妹龍可が龍亞を起こす、これも日課だ
「ふわあん…まだ眠いよお…」
なかなか布団から出てこない
「もう…皆朝ごはん食べてるよ?」
「うぅん…」
一向に出てこない龍亞
「…こないんだったら遊星が作った目玉焼き…私が食べちゃうんだからね?」
目玉焼きという単語に反応する
「!だめだ!目玉焼きは俺が食べる!」
龍亞は遊星が作る目玉焼きが好きだった
「じゃあ起きなさいよ」
「わかったよお…」
しぶしぶパジャマで部屋を飛び出す龍亞
部屋は整理されてない服や、カードで散らばっている
「…少しは掃除したら?」
「わかってるよ!今は目玉焼きだ!」
「はいはい」






「おっはよー!」
龍亞はテーブルですでに食べていたジャックとアキを見た
「あれぇ?待っててくれないの?」
「貴様は起きるのが遅い!遅いやつに合わせるほど俺はお人好しじゃない!」
ジャックはもくもくと食事をする
「私はただほこりが被る前に食べたかっただけよ」
「ちぇ、ケチ」
「皆で食べたかったら、早く起きることね」
龍可は椅子に座る
それに続けて龍亞も座る
ちなみに配置は、

 龍亞 龍可
アキ 遊星 ジャック

という配置だ
龍亞の前に焼いてから少し時間が経った目玉焼きが置かれた
「うわー!やっぱ遊星の作る目玉焼きは最高だよお!」
「この前も同じようなこと言ってたわね」
無言だった食卓に笑顔が見える
子供がいればやはり賑やかになるな…と遊星は微笑む
ふと右を見たらジャックがこっちを見てることに気づく
「…ジャック、なんだ?」
目が合うと必死に反らすジャック
また変態なことでも考えてたな…
「ゆっ…遊星よ!」
「なんだ?」
「目玉焼きには何を掻ける?」
まさかの質問で一同唖然
龍亞だけがノリノリに答える
「あー俺俺!やっぱソース!」
「貴様には聞いてな…」
「私は醤油よ」
「貴様にも聞いてないわ!」
「まあまあいいじゃない、ちなみに私はアキさんと同じ醤油だけど」
「ふん!醤油とはありきたりだな!!」
ジャックは立ち上がり冷蔵庫からあるものを取り出す
「やはり目玉焼きにはこれだろう!」
取り出したのは赤いもの
「何かと思えばただのケチャップじゃない」
バカにした風にアキが言う
「なんだと〜…」
いつもと同じ風にジャックとアキの喧嘩が始まる
いつもならここでデュエルが始まるが今日はないらしい
そんな毎日は幸せだなあといても思い、微笑む
「ゆっ遊星!?貴様は何を掻けるんだ!?」
本題を忘れてたかのようにジャックが言う
「俺か?」
「そうよ!遊星はきっと醤油よ」
遊星も立ち上がり冷蔵庫から取り出す
「俺はマヨラーだ」
唖然とした空気が流れた
シグナー家は平和であった












無駄に長くなっちまった/(^o^)\
ほのぼのが書きたかったのだ
続くかもしれない
てかダグナー家も書きます

H21.429

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