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Only my teacher A(ジャ遊)
朝のHLも終わり教室をあとにする
教室から出た瞬間にどっ、と力が抜けた
…俺とんでもないこと…してしまった…
そればから思う
クビになるかも…これからどうするか…などをひたすら考えていた
遊星には想いを寄せてる人がいた
教師になって、彼女を守れるくらい立派になったらプロポーズしようと考えていた
「…はあ…」
溜め息をつく
俺がいなくなった教室を覗いてみると、生徒たちはやはり慌てているようだ
遊星はジャック・アトラスのほうに目をやった
「…笑ってる…のか…?」
彼ははっきりと顔に笑みを浮かべていた
嗚呼…終わりだ…
ふらふらしながら職員室へと足を進める

…彼の笑みの“本当の意味”も知らず…











「うえええええええ!!??あのジャックに喧嘩売っちゃったの!!??」
「いや、喧嘩のつもりは…」
この人はカーリー渚先生
教員歴三年25歳で新人の俺の指導をしてくれる先生でもあった

なんでも聞いちゃっていいんだから〜

彼女と初めてあったとき言ってたから、俺はジャック・アトラスのことを話した
なんでも聞いていい、と言っていたから相談してみたが…この有り様…
彼女は口を大きく開けて青ざめた顔だ
「やっぱ俺…クビですか?…」
「あ…当たり前なんだから!あああああのアトラス財閥の息子に喧嘩売っちゃうんだから!」
…なんでこの人は俺のクラスにアトラス財閥の息子がいることを一番先に教えてくれなかったんだろうか…
とは思うが口には出さない
「そのうち呼び出されるんだから!」













あのHLから3日が過ぎた
あの日以来特に変わった様子もなく平和な教員生活をおくっていた
…アトラスはひょっとしたら俺の言いたいことが通じたんではないかと思っていた
渚先生はあの日以来話していない
と言うより向こうが俺と距離を置いているような感じだった












遊星は今自分のクラスの授業をしていた
担当教科は数学…
数学となると居眠りする奴が沢山いる
今は6時間目いつもの倍は寝ているだろう
難しい問題を黒板に書いたんだが誰も解く気はないらしい…
…誰に当てるべきか…
教室の隅々まで見渡す
すると一番奥の奴と目が合った
まるで自分に当てろと言わんばかりの視線「…アトラス、前にでて問題を解け」
当てるか迷ったが、奴はこう見えても頭がいい…
反抗するんじゃないかと思ったがどうやら素直に前に出て問題を解き始めた
その様子を教室の一番奥から見ていた
「…正解だ」
起きてる生徒は、黒板に書かれた長文の式をノートに写すのに必死だった
ジャックが席に戻ろうとする
すると遊星の前に立ち止まる
ジャックは背が高い…遊星は見下ろされる
「…なんだ、アトラッッ!!!???」
突然のことだった
ジャックが遊星の唇に自身の唇を押し付けてきたのだ
いきなりのことだったので抵抗しようにも力出ない…現に小柄な遊星がジャックに力で勝てるわけはなかった
唇に歯を立てられて…じん、とくる痛みに目が覚め思いっきりジャックを押して無理やり唇を離す
遊星の唇から血が出てきた
「はあはあ、アトラスお前!!!???」
遊星は顔を赤くして怒鳴る
その声に生徒は後ろを振り返る
幸い誰もあのキスを見ていなかったらしい
ジャックは自身の唇についた遊星の血を左手の親指で拭き取り、舐めだした
その表情はまるで“まだ終わりではない”かのような顔をしていた











※この小説はジャッカリ要素はありません
と、言うことで…遅くなりましたが続きを書きました
思わぬ好評にびっくりなこの小説
これからの展開が気になる
…私も気になる←待てwww
次エロになるの?どうなんだ?(^q^)
と言うか王道だよなー、とかなり思う
だが王道好きだからいいや\(^o^)/

H21.628

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