だってみんな家族だもん
『いったいどこにいるんだろう…』
あれから2日たった。
未だに母親は見つからない。いったいどこにいるんだろう…
「ちょ、綱吉君、もうちょっと右に…そこだと全部写りません」
誰か、こいつを半殺し、もしくは四分の三殺しをして良い許可をください。
「痛いです、綱吉君……」
「痛くしたかったからしたんだろ」
とりあえず骸の頬に肘打ちを食らわせて沈めた。
文章だから分かり難かったと思うんだけど、あのパイナップルはデジタルカメラで俺と赤ちゃん達を撮ろうとしてたんだ。
赤ちゃん達の容態は安定していて、今はすやすや寝ている。『天使の寝顔』と言う題名で骸が写真を撮りたかったらしい。そんでもって俺と赤ちゃん達のツーショットならぬフォーショットを撮りたかったらしい。バカだ。
ていうか、前回の話ではかなり怒ってたよね?シリアスド真ん中だったよね!?なんなんだよあの変わり様は!!あいつ、赤ちゃんがいるのを良いことに『子持ちライフ』を満喫しようとしてんぞ!!
「ちゃおっス」
「よ!ツナ!」
不意に聞こえてきた2つの声に後ろを振り向く。声で分かってたけど、そこにいたのは最強家庭教師のリボーンと兄弟子のディーノさんだった。
「こんにちは、ディーノさん」
「アルコバレーノと跳ね馬じゃないですか。何か用でもあるんですか?」
「あぁ、お前が保護したその赤ん坊達のことでな」
リボーンには保護したその日に話してあった。ディーノさんはリボーンから聞いたんだと思う。その時のリボーンの言葉は『本当にお前はよくトラブルを運んでくるな』だった。俺じゃないし!!骸が持ってきたんだし!!
でもなんで病院に来たんだろ?もしかしてボンゴレの力で親を見つけてくれるのかな?!
「ツナ、骸、こいつらを育てろ」
俺と骸の思考回路は凍りついた。
爆弾発言投下です。
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