だってみんな家族だもん
『只今、午後2時47分です。』
「この子達、いつからあそこにいたんだろう?誰かこの子達にミルクを与えてたのかな?」
俺は考えた。
もしも、もしもこの赤ちゃん達が何日間も放置されていたとしたら
その間、誰からも気付いてもらえなかったとしたら
「むむむむむ骸おおおおお!!!病院病院病院救急車ああああああ!!!!」
「おおお落ち着いてください綱吉君!!救急車は確か177番ですよね!?」
「それは天気予報でしょ!
君ら2人してテンパり過ぎだよ、落ち着きな」
「雲雀さんが落ち着き過ぎなんですよ!早くしないと赤ちゃんがああああああ!!!」
「落ち着きなって。こういう時こそ冷静になって迅速に行動しなきゃ駄目でしょ。今電話するから待ってて」
ピポポパ
プルルルル
ガチャ
『只今、午後2時47分です』
「それは時報だああああああ!!!」
雲雀さんもテンパってる!!救急車が呼べない程度にテンパってる!!ちなみに時報は114番です。
テンパり3人は叫ぶのを止め、一斉に赤ちゃんを抱えて立ち上がった。
まず骸が玄関で靴を履く。続いて雲雀さんが隠し持っていた靴を履く。最後に俺が靴を履く。
3人は外に出て走りだした。考えていることは同じ。
さぁ、病院へ!
つづく
雲雀さんがまさかのテンパり。雲雀ファンの方、すみませんでした。
誰も『綱吉が電話すればいい』ということに気づかない。馬鹿な子達。
3人は死ぬ気で走ってます。
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