だってみんな家族だもん
『6分も待たせてしまいましたか…!』
太陽が時折暑く感じなくもない春半ば。
空には雲が所々に散りばめられて青空が見えている。洗濯日和だ。
俺、沢田綱吉は今年で15歳になる。高校受験を控える受験生。
マフィアになるとかならないとかいろいろとあったけど、俺の家庭教師様々が立派にも俺をボンゴレファミリー10代目に育ててくださいましたこんちくしょー。
「綱吉君!」
今、俺を呼んだこの独特な髪型で容姿端麗なオッドアイの青年…いや、少年と青年の間くらい?見た目は青年の16歳は、六道骸。隣町に住んでて、黒曜高に通ってる。
何故、隣町に住んでるこいつが俺の名前を呼びながら手を振って走ってくるかと言うと(その子供っぽい行動をやめてほしい)、俺の…その……恋人だか…らで…す…。
「すみません、遅れてしまいまして…」
「別にいいよ。6分しか待ってないから」
「6分も待たせてしまいましたか…!」
「いや、集合時間前だから!5分前だから!俺が早く来すぎただけだから!だから嘆くな泣くな!!」
実はデートの待ち合わせしてたんだ。別に遅れて来てないんだからそんなに泣きそうにならなくても…まぁ、こういうところが好きなんだけどさ…。
そして俺達は買い物をしに商店街に入っていった。
この時の俺達は、まさかこの先、あんなことになるなんて夢にも、いや、妄想すらしなかったんじゃないだろうかー―――
つづく
とりあえず始まりました。
いったいどうなる。
そしてちゃんと続けていけるのか。
どうなる。
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