[携帯モード] [URL送信]
☆私は悪くない




ソファーに俯せになってゲームをしているフローラ

今日は久々にミッションもなく部屋でまったりと過ごしていた



「フローラ、入んぞ」



ノックもなしにずかずかとフローラの部屋に入ってくるのはアレルヤ…ではなく



「何、ハレルヤ」
「何でわかんだよ」



フローラの部屋に入ってきたのはアレルヤのもうひとつの人格 ハレルヤだった



「アレルヤはちゃんとノックする。アレルヤは癒し系のマイナスイオンオーラ出してるもん」
「同じ身体だろ?俺からマイナスイオンは出ねーのかよ」
「人格がハレルヤになった時点でマイナスイオンが邪気に変わるの」



ゲームに視線を向けたまま目も合わせず答えるフローラ


急にハレルヤが静かになっても気にしない

だがハレルヤが大人しくしてるはずがない



「重…」



フローラの上にハレルヤがのし掛かってきた



「邪魔、重い、潰れる、帰れ、引っ込め」
「酷ェな、泣くぞ」
「泣け泣け」



ハレルヤが重かったが気にせずゲームを続ける

ここまでゲームに熱中できるフローラはすごいと思う



「……」
「……」
「……」
「……」
「…(フー)」
「わあっ!?」



突然ハレルヤがフローラの耳に息を吹き掛けた



「な、な、何!?」
「ククッ、面白ェー反応」



ハレルヤはクスクス笑いながら今度はペロッとフローラの耳を舐めた



「っっっハレルヤァァァァ!!」
「うおっ!?」



フローラがキレた

フローラはハレルヤを投げ飛ばした


ハレルヤはフローラの上から落ちソファーの正面にあったテーブルの角に頭を強打した



ゴンッという音にフローラはハッとする



や ら か し た



フローラが冷や汗をかいているとハレルヤはゾンビのごとくゆったりした動作で起き上がった



「ごめんなさぁぁぁいっ!!」
「待てコラァァァァ!!」



身の危険を察知したフローラはソファーを飛び越え部屋の外へ脱出しようとした

が、キレたハレルヤは強かった


あっさりフローラはハレルヤに捕まった



「てゆーか!ハレルヤがあんなことするから悪い!あたし悪くなーい」
「俺を放置した罰だ」



必死に抵抗するフローラだがハレルヤに敵うはずがない


ぐいっと腕を引かれハレルヤの胸に収まる



「安心しろよ、ちゃんと仕返ししてやるからよォ!」
「安心するかァァァ!!」



そのままズルズルとハレルヤに引っ張られるフローラ

進行先に見えるのはふかふかのベッド



「ぎゃあぁぁぁぁぁあぁぁッ!!ハレルヤの変態ぃぃぃ!!」
「ハッ、最っ高の褒め言葉だな」



この後、どうなったかは二人のみぞ知る









END
―――――
裏にしようか迷ったが恥ずかしかったからやめた←

[*前へ][次へ#]

あきゅろす。
無料HPエムペ!