[携帯モード] [URL送信]
☆後ろ姿にご注意




「アレルヤ〜!」



暇を持て余し艦内を徘徊していたフローラの視界に見慣れた背中が見えた

フローラはむぎゅっとその背中に抱き付いた



「アレルヤ〜!暇だから遊んでv」



アレルヤならば余程の用がなければ遊んでくれる


アレルヤは腰に回されたフローラの腕を解き振り替えるとむぎゅっとフローラを胸に収める



「うぷっ!」
「随分と積極的じゃねーか、フローラ」



耳に聞こえてきた声は確かにアレルヤのもの
だが 雰囲気が明らかに違う

フローラは胸に押し付けられた顔を上げる
その顔を見て嫌そうに顔を歪める



「げっ、ハレルヤ」
「久しぶりだな、フローラ」



ハレルヤはニヤリと笑みを浮かべフローラを見下ろす



「アレルヤは?」
「寝てるぜ」
「じゃあいいや。ハレルヤに用はない」
「おいおい、俺だってアレルヤと同じなんだぜ」



ぜったい違う
アレルヤは無害だがハレルヤは有害
下手すれば妊娠する(ぇ



「アレルヤなら大丈夫だけどハレルヤは有害物質だもん。妊娠する」
「へぇ…誘ってんのか」
「きゃー誰かー、襲われるぅぅぅ(棒読み)」



とにかくこのままじゃ本当に襲われかねないのでフローラはハレルヤと距離を取ろうと腕でハレルヤを押し退ける

だが無駄に筋肉のついたアレルヤの身体でがっしり抱き込まれては無駄な抵抗にすぎない

これがアレルヤならどんなに可愛いことか



「ハレルヤ、放して」
「暇なんだろ?俺が遊んでやるよ」



ニヤニヤとした笑顔がとてもムカつく
これは変なことを考えてる顔…いや、それならハレルヤは常に変なことを考えてる人になるな

下手に抵抗するよりここは…



「じゃあハレルヤ、遊んで」
「いいぜ。フローラは何して遊びたいんだよ」
「鬼ごっこ」



フローラの発言が意外だったのか ハレルヤは一瞬きょとんとした表情を浮かべる 可愛い(ぇ



「おい、いい歳して鬼ごっこかよ」
「捕まえたら何でも言うこと聞いてあげる。制限時間は30分でハレルヤが鬼。どお?」



フローラが提示した条件にハレルヤはニタニタな笑みを浮かべ頷く(つーか常に笑ってるよハレルヤ)



「いいぜ、せいぜい捕まんないように頑張んな」
「100数えてから追いかけてね。したら始め!」



合図とともにフローラは走り出した


ハレルヤは単純でバカだと思う

だって私がまともに鬼ごっこなんてやるはずがない





「ティエリアの部屋にでも逃げ込もう」



多分ハレルヤはティエリアとか刹那のところへはぜったい来ないだろう

ちょっと可哀想だが自分の身の安全のため
















(ハローティエリア!)
(勝手に入ってくるな)
(ハレルヤに追われてるの。匿って)
(…好きにしろ)



(クソッ!フローラのヤツどこ逃げやがった!?)
(…僕は憂鬱だよ、ハレルヤ)



―――――
ハレルヤをいじってみたかった←
アレルヤはハレルヤがフローラにはめられたことに気付いてます
ハレルヤはバカで単純だと思う(殴

[次へ#]

あきゅろす。
無料HPエムペ!