笑顔【小悪魔】
*学パロ
「…、…」
図書館のカウンターに本と図書カードを出しながらアリスは首を傾げた。
「どうされました?」
優しくニッコリと微笑みながら、カウンター内に居た女性はアリスに声を掛けた。
「えっと、その…。会ったことありますよね?」
戸惑いながらアリスは遠慮がちに質問に答える。それに女性は小さく笑いながら本の貸し出し手続きを行う。
「学校の図書館じゃないですか?私、色々な図書館で働いていますから」
はい。と手続きを終えた本とカードを差し出す。
モヤモヤが消えたアリスはスッキリしたのか、表情が幾分か和らいでいた。
「大変ですね…」
「好きでやってますから、そうでもないですよ」
「本が好きなんですか?」
「本よりアリスさんが好きです」
「あ…う」
顔を真っ赤にしながら俯いたアリスを笑いながら、変わらぬ態度で対応を続ける。
「そこは引いてもいいとこですよ」
「あの…、ごめんなさい」
「…何に対してです?」
「真に受けちゃったこと…」
「ちょっと本気なんで、真に受けてもいいんですよ」
「ちょっと本気?」
「はい、ちょっと本気なんです」
言葉がおかしい事を二人で笑いあった後、やっと笑ってくれましたね。の言葉にアリス恥ずかしそうに目を逸らした。
「笑ってないとですよ」
「…はい」
私の笑顔に答えてくれたお姉さんの笑顔は、他の人も笑顔に出来る力があると感じました
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落ちが残念すぎる´`
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