*眠らない夜【咲夜】 少しでも長く、少しでも多く、貴女と一緒に居たいの だから、ねぇ… 「寝づらいでしょ?」 「大丈夫」 必要以上にくっついている私の頭を撫でながら咲夜が言った。確かに窮屈かも知れないけど、一緒に寝るならこれくらいくっついていたい。 「子供みたいよ」 「子供でいいもん」 わざと子供っぽく言うと、咲夜は小さく笑った。 そもそも好きな人に抱き着くのに、大人も子供も関係ないと思う。 「子供なら抱き着くだけで満足よね?」 耳元で囁かれる。その声音は誰が聞いても誘っているようにしか聞こえないもので、 「キスより先に興味がある年頃の子供よ」 私は誘いに乗るように深いキスをした。キスをしたまま咲夜は私を押し倒して上に跨がり深いキス。これからの行為への期待で身体が熱い。 時々紡がれる名前を聞くだけで満たされる。普段ははっきり呼んでくれないと嫌なのに、情事の最中はくぐもっていても嬉しい。 「んっ、」 外気に晒されていた肌に咲夜の手が触れた瞬間、ピクリと身体が震えた。思ったより暖かかった咲夜の手が気持ちいい。手の平で胸全体を覆われると、恥ずかしさより安心した気持ちが大きくなった。 「咲夜の手、好きよ」 「私は冷たいアリスの身体が好き」 ちゅう、と鎖骨を吸う。そこから徐々に下がっていき、胸の頂きも吸う。 私が小さく声を出したことに気を良くしたのか、舌で弄んだり軽く歯をたてたりする。 「アリス…」 キスをしながら左手で太股を撫でる。 「舐めていいかしら?」 「駄目」 私は許可なく秘部を舐められるのが嫌い。だから咲夜はいつも聞いてくれる。いくら暗いと言ってもこればかりはなれなくて恥ずかしい。 「痛くても我慢してね」 「うん」 指を一本、優しく中へ沈めていく。ゆっくりと動く指は的確に私の弱いところを刺激してくれる。 「増やして、…いいよ」 胸を舌で愛撫している頭を撫でると、私の顔を見ながらそっと人差し指をあてがう。 私が小さく頷いたのを確認すると、二本目の指が中に入った。自分で望んだ刺激に声をあげると咲夜は、その声好き。と言った。 「もっと聞かせて」 親指で一番敏感なところ、歯で胸の頂きを刺激した。 「いつも私ばっかり…」 「私は満足してるわよ」 「本当に?」 「えぇ」 終わった後は必ず抱き締めてくれる。夜は、この時間が一番好きかも知れない。 「アリスはくっつくの好きね」 「咲夜と一緒って、安心できるもの」 「…有り難う」 ぎゅう、ってして頭にキス。この時間がずっと続けばいいのに +++++++++ ぬるいなぁ(ねちょが) 咲アリのねちょは優しい感じのが好きかな [次へ#] [戻る] |