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*真っ直ぐ私を見て欲しい【東方】


夢子×アリス



久し振りに帰った魔界。自室の扉を開けると昔のままだったが、とても綺麗に掃除されていた。

「いつアリスが帰ってきてもいいようにね」

隣に居た夢子さんが言った。きっと掃除したのはこの人。

「今日、夢子さんの部屋に泊めてもらうつもりだったの」
「一人じゃ寂しいのかしら」
「…今夜は夢子さんと一緒に居たい」

笑ってくれた。だけどそれは我が儘を言う妹の要望を仕方なしに聞く姉の表情。ただ一緒に居てほしいと思ってるとしか受け止めていない。深読みなんて、してくれない。

「どうしてそんな扱いなの?」
「大人になったのに?」
「えぇ。今なら夢子さんと釣り合うわ」

向かい合って、少しだけ背伸びをしてキスをした。ほら、昔なら背伸びをしただけでキスなんて出来なかったじゃない。

「なら、大人になったアリスはキス以上の事が出来るのかしら?」
「勿論よ」

夢子さんの手を引っ張って部屋に入る。夢子さんが自らベッドに座ったから、キスをしながら押し倒した。
やっと変われるんだと思いながらメイド服を脱がそうとすると、くすりと笑い声が聞こえた。

「怖いの?」
「どうして?」
「震えているわ」

いつもと変わらない声に涙が流れた。だって私が怖いのは、

「…夢子さんに嫌われたくない」

ぎゅうっと抱き付いた。
結局夢子さんに子供扱いだろうが大人扱いされようが、私自身が大人になれていない。嫌われるのが怖いくせに、自ら嫌われるような事をしている。

「嫌うなら突き飛ばして、叱ってるわ」
「本当?」
「アリスに嘘を吐いた事はないわよ」

他の人にはあるのね、と笑うと夢子さんも笑ってくれた。

「ねぇアリス、このまま終わるのもアレだから」

いつの間にか上下が逆転して、夢子さんが私を組敷く形になっていた。

「今日は私がしてあげるわ」

首筋にちゅ、と口付けた。
今日はと言うことは次があるんだと嬉しくて目を閉じた。今は大人扱いとか関係なく、ただ愛されることが嬉しい。

「思ったより大きくなったわね」

脱がされて露になった肌を撫でながら言った。胸を触っているから、大きくなったのはきっと胸の事。

「夢子さんの方が大きいじゃない」

形がよくて綺麗な胸を見ては、育たない自分の小さな胸を心配していた。このまま小さいままだったらどうしようと悩んでいた頃が少し懐かしい。

「大きければいいというものでもないわよ」
「小さいよりかはいいわ」

身体を這う舌に頭がおかしくなりそうになる。何か話していないと狂ってしまいそうなのに、何を話すか考える事も儘ならない。身体の疼きを抑え込むようにシーツを強く握り締めた。

「…我慢しなくていいのよ」

そっと触れた秘部から聞こえた水音が恥ずかしくて、腕で顔を隠した。

「私ね、アリスの声を聞きたいの」

撫でるような愛撫なのに時々聞こえる水音。自分は感じやすい体質のかと思ってしまう。
今与えられ、感じている快楽に素直になってしまうと、自分じゃない自分を知ってしまう。
狂うのが怖い。狂った筈なのに更に狂う自分。知りたくない、だけどそれを求められていて…。

「泣かないの」

分からなくて涙が流れてきた。夢子さんは右手で秘部に触れたまま、優しく抱き締めてくれた。

「私にだけ晒せばいいの。私はどんなアリスも愛しているから」

初めて言われた愛してる。嬉しすぎてどうしていいか分からなくて、ぎゅうっと夢子さんに抱き付きかえした。

「可愛いわ、アリス」

耳元で囁きながら、ゆっくりと中指を膣に挿れる。自分でも触れたことのない場所からの刺激に身が震えた。痛みより異物感が強い気がする。

「嫌だったり痛かったりしたら言いなさいよ?」
「だい、…じょうぶ」

中指で内壁を刺激されている内に、まともに言葉を話すことが辛くなってきた。
さっきまでは何か話さないとと思っていたのに、今は凄く我慢したい。

「言ったでしょ、アリスの声を聞きたいって」
「やだぁ」
「駄目よ」

親指が一番敏感な場所に触れた。

「さわっちゃ…、やぁ」
「その声、もっと聞かせて」

中指の動きが早くなる。知らなかった快感にもう自分を保つことが出来なくなって、自分らしくない声をあげるようにってきた。

「アリス、もっと感じて」

中と外、両方から与えられる刺激にもう無理だと感じた。

「やぁ、んっ…、も、むりぃ」

私はシーツを力一杯握り締め、全身を震わせながら果てた。





「夢姉、大好き」
「私も大好きよ」
「なら…、もう一回、して?」

次の日、朝寝坊する夢子さんを初めて見ました。



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今までで一番濃いねちょじゃないかな?

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