一回のキスじゃ足りません【咲-Saki-】 久×美穂子 別に初めて、と言うわけではない。だから、欲してしまうのかしら 「どうしたの?」 美穂子の頬に手を当てると、顔を逸らされてしまった。 いつもなら恥ずかしそうにするだけなのに、今日は暗い顔をしている。 「それをしたら、帰っちゃうんですよね?」 「そうなるわね」 自然とするようになっていた帰る前のキス。 今さら確認してきて、嫌がる素振りを見せると言うことは帰りたくないってことかしら。 「もう遅いから、ね?」 「…次は、いつ会えますか?」 「んー、来週は空いてるわ」 「長いですね」 ギュッと服の袖を握る美穂子を見て小さく笑ってしまった。 「美穂子」 「ん、」 キス。長くて、いつもよりちょっと深いキス。 少しでも私を刻めるように。 「来週まで頑張れそう?」 「これだけじゃ、足りないです」 首に腕を回して、美穂子からのキス。 こんなキス何回もしたら、帰したくなくなるじゃない ++++++++++ キャプテンはちょっと我が儘なのが可愛い気がします^^ 3万hitThanks [*前へ][次へ#] |