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二番手が与える一番【SN3】


アルディラ×アズリア



「無防備ね、襲われたらどうするつもり?」


温海に足を浸けて仰向けに寝転がっていたアズリアを立って見下ろしながらアルディラが声を掛けた。


「何かの気配に気付くぐらいの気は張っているよ」
「ならいいわ」


靴を脱いで足を温海に浸けて座り、体を少し捻じって
アズリアの方を見る。


「此処、知っていたのね」
「来て間もないころに迷って見つけた」
「素敵な場所でしょう?迷ってよかったわね」


からかう様に言ったのに対し、アズリアは乾いた笑いを漏らした。


「此処に何か思い出とかはあるのか?」
「アティ達と来たことと、マスターが好きだった。ぐらいよ」
「そう、か…」


腕で目元を覆い唇を噛みしめ、鼻で数回深く息をした。


「どうかしたの?」


暗い雰囲気になり、心配したアルディラはアズリアの顔を覗き込みながら聞いた。


「アルディラの思い出の大半は彼のもの」
私はいない。

いじける子供の様に拗ねたアズリアにアルディラは小さく笑った。


「そうね。わたしの一番は大体が彼ね」
貴女は二番手。

はっきりと言われ、深い溜め息を吐いた。
暗いアズリアとは逆にアルディラの表情は柔らかい。


「ねぇ、二番で諦めるつもり?今からの一番は狙わないの?」
「なれるだろうか?」
「さぁ、貴女次第で変わるわ」
「…なら、頑張ろう」


勢いよく起き上がり、アルディラに抱き付き耳元で小さく囁いた。


「今からアルディラを幸せにするのは私だから」
ずっと一緒にいよう。

甘えるように首筋に鼻を擦りつける。
擽ったそうに眼を細め、アズリアの髪を梳くように撫でた。




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サモ3って言ったらこのカプだろ!とか思ってますスミマセンm(_ _)m
アルアズ増えろ〜(*゚Д゚)σ

○一万hit Thanks

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あきゅろす。
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